本日も一日一歩

本日も一日一歩

仕事の合間に、街歩きや読書をしています。見たこと、感じたこと、考えたことを少しづつでも綴っていきたいと思います。

2026年8月16日(日)、秋田への帰省の途中、山形に寄って、月山(がっさん)から湯殿山(ゆどのさん)を歩いてきました。

だいぶ以前、羽黒山側8合目から月山・湯殿山を歩いた記憶があり、後で記録を見たらちょうど10年前の同じ日で、不思議な気がしました。

姥沢(うばざわ)駐車場から、正面に月山山頂付近を望めます。

 

 

夏スキーのメッカ、月山スキー場のペアリフトに乗ってだいぶ楽をしました。

 

 

リフトは途中、ブナの森を進みますが、どのブナの木にも実がたくさん付いていました。

昨年は、山のブナの実が極端に不作だったので熊が人里まで下りてきたのではないか、といった話もありましたが、これだけブナの実が豊作なら熊が下りてこないのを願います。

 

 

リフトを降りると、眼の前に姥ヶ岳(うばがたけ)がゆったり聳えています。

夏スキーは7月で終了しており、残雪はほぼなくなっていました。

8時37分、出発しました。

 

 

一登りで、姥ヶ岳山頂に着きました。

 

 

広々とした庄内平野、その先には日本海が見えました。

 

 

遠く正面奥には、鳥海山の姿

 

 

鳥海山をズームしました。

残雪が山肌に少しあります。

 

 

ウメバチソウ(梅鉢草)

 

 

姥ヶ岳から月山山頂を目指しました。

 

 

ハクサンイチゲ(白山一華)

 

 

ミヤマリンドウ(深山竜胆)

 

 

山頂直下の急登を登ると、松尾芭蕉の句碑があります。

雲の峯

幾つ崩て(いくつくずれて)

月の山

元禄2年(1689)6月8日(新暦7月24日)、芭蕉は「奥の細道」の旅で、羽黒山南谷別院から月山に登り月山山頂で一泊。

翌日、月山山頂から湯殿山神社へと下り、その日のうちに羽黒山に戻った、ということが「奥の細道」に書かれています。

「曾良旅日記」では、月山に登ったのは6月6日(新暦7月22日)と書かれており、2日のズレがあります。

 

 

月山山頂周辺は広々としています。

中央に見えるのが、月山神社本宮。

本宮入口でお祓いを受けたのち、参拝しました。

 

 

10時7分、月山山頂に着きました。

月山神社の裏手、8合目弥陀ヶ原コース側から回ったところにあります。

 

 

月山山頂からは、庄内平野一面に広がる田んぼが見渡せます。

戦前まで「日本一の大地主」と呼ばれた酒田の豪商・本間家の繁栄を支えた田んぼです。

 

 

山頂からは360度の展望でした。

 

 

南側は、朝日連峰方面

 

 

東側は、雲海

 

 

北側、鳥海山に雲がかかり始めてきました。

 

 

月山山頂を後にし、来た道を戻りました。

 

 

大勢の登りの登山者とすれ違いながら下りました。

 

 

このあたりは爽快に歩けました。

 

 

姥ヶ岳の山腹、右側伸びているのが湯殿山神社への道です。

そちらに進みました。

 

 

しばらく下って装束場というかつて行者たちが装束を着替えたという平地を過ぎると、

ようやくはるか下に小さく湯殿山神社が見えました。

 

 

奥に見える山が、たぶん湯殿山でしょう。

湯殿山山頂へは、夏道の一般登山道はないため、登れません。

 

 

月光坂(がっこうざか)と呼ばれる急坂を下りました。

330年以上前に芭蕉たちも歩いた急坂です。

 

 

12時11分、やっと湯殿山神社本宮に着きました。

湯殿山神社本宮には本殿などの社殿はなく、頂点から湯を噴き出だしている御神体(茶褐色の丸く巨大な霊岩)がむき出しのままです。

ここからは写真撮影禁止となり、参拝者は靴と靴下を脱ぎ、正面の小屋ではだしになってお祓いを受けます。

そして人の形をした紙で全身をこすり、身の穢れをその紙に移して3度息を吹きかけ、水に流してから、奥に進んで御神体を拝み流れている湯に、はだしの足をつけながら御神体の周りを歩いて回ります。

 

 

来た道の登り返しが本当にきついです。

10年前は月山山頂までの長い登り返しでヘトヘトになりましたが、今回は姥ヶ岳山頂までなのでそこまでではないものの、やはり結構疲れました。

もし湯殿山神社に行きたいという人がいたら、歴史好きでない限り山道を登り下りするこんな道は絶対に勧めません。湯殿山有料道路から車で近くまで行ったほうがいいです。

 

 

金姥(かなうば)という分岐に戻りました。

後は、姥ヶ岳山頂まで登って下るだけです。

 

 

この日、二度目の姥ヶ岳山頂に着きました。

下に見えるリフト乗り場に下りました。

 

 

15時11分、下りのリフトに乗って楽々下山しました。

 

 

合計時間 6時間48分  休憩時間 13分
距離 11.5km  のぼり / くだり  1196/1196m

 

 

月山から降りて、この日は鶴岡市内に泊まり、翌日早朝、羽黒山に行きました。

鳥居の奥、随神門から羽黒山頂まで、約1.7kmの杉並木の参道を歩きます。

 

 

祓川と須賀の滝

 

 

爺杉

 

 

羽黒山五重塔

 

 

室町時代初期に建立された五重塔で、色彩を施さない素木(しらき)造りの美しい国宝です。

 

 

巨木の杉並木の中を歩きました。

 

 

一の坂から三の坂までありますが、この二の坂がきついです。

 

 

松尾芭蕉と曾良が宿泊した南谷別院は、参道から離れたこの先です。

今回は行きません。

 

 

出羽三山神社・三神合祭殿です。

萱葺(かやぶき)の葺き替え中でしたが、参拝はできます。

 

 

羽黒山頂に建つ松尾芭蕉の像

 

 

来た道を戻りました。

早朝の杉並木は気持ちいいです。

 

 

二の坂茶屋は、朝9時からの営業なので、寄りません

 

 

車で山形・秋田県境の三崎峠に寄りました。

 

 

キツネノカミソリ(狐の剃刀)

 

 

三崎峠に来ました、

日本海の奥に浮かぶのは、飛島(とびしま)

 

 

三崎山まで遊歩道が続いています。

古代、有耶無耶の関があった場所といわれており、芭蕉と曾良がここを越えて象潟まで行きました。

 

 

さらに車で進んで、秋田県にかほ市の元滝伏流水を見に行きました。

 

 

鳥海山の伏流水が大量に湧き出ている元滝伏流水です。