2/17 栃木・三峰山のセツブンソウ | 本日も一日一歩

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仕事の合間に、街歩きや読書をしています。見たこと、感じたこと、考えたことを少しづつでも綴っていきたいと思います。

 2024年2月17日(土)、栃木県栃木市の三峰山とその周辺に行ってきました。

 9時48分、「四季の森星野」の駐車場を出発しました。

 

 

 御嶽山神社(おんたけさんじんじゃ)入口です。

 右側に見える山は、奥の院(烏帽子岳)です。

 

 

 中央が三峰山です。

 

 

 10時ちょうど、 御嶽山神社に着きました。

 ここは、鹿沼市の市域に入っています。

 御嶽山神社は、名のとおり、信州・木曽御嶽山の信仰をひいているようです。

 

 

 「北辰ヶ岳御嶽山」という案内板があり、次のように書かれています。

 当御嶽山及び三峯山は、古来神々の宿る霊山として信仰されて来た山です。

 どの峰にも神々が宿っており、登山は神々に参拝する心構えが必要とのことです。

 

 

 御嶽山境内は、とてもよく整備されています。

 しだれ梅が美しく咲いていました。

 

 

 福寿草が咲きはじめていました。

 

 

 セツブンソウ(節分草)がたくさん咲いていました。

 

 

 毎年、律儀に2月に咲きます。

 

 

 境内のセツブンソウについては、何も案内板はありませんが、自生でしょう。

 

 

 ここから登山道になります。

 

 

 清滝不動です。

 

 

 小さな祠が並んでいます。

 

 

 急登の石段を歩きました。

 

 

 ここは、行者たちを霊神として祀っているようです。

 

 

 11時13分、烏帽子岳のピークに着きました。

 ここに、奥の院があります。

 

 

 奥の院には、「古事記」冒頭の天地開闢の際に、高天原に現れた造化三神の像が立っています。

 中央:天之御中主尊(アメノミナカヌシノミコト)

 右:高皇産霊尊(タカミムスビノミコト)

 左:神皇産霊尊(カミムスビノミコト)

 

 

 奥の院からの稜線は、気持ちよく歩けました。

 

 

 剣ヶ峰のピークを通過しました。

 

 

 12時14分、フェンスで行き止まりとなっている三峰山頂につきました。

 

 

 三峰山は栃木百名山の一つで、標高は605mです。

 

 

 三峰山は、石灰岩の山で、山頂フェンスの奥は、広大な石灰岩採掘場となっています。

 展望もあまりないため、すぐに下山に移りました。

 

 

 13時8分、御嶽山神社に下りてきました。

 再び、境内に咲くセツブンソウを楽しみました。

 

 

 県道横にある、「四季の森星野」まで戻りました。

 ここは、三峰山の山すそで、セツブンソウの群生地として有名です。

 

 

 早速、セツブンソウがお出迎えです。

 

 

 園内を、歩きました。

 

 

 セツブンソウは日本固有種ですが、盗掘や自生地の環境破壊によって、現在は準絶滅危惧種に指定されています。

 

 

 園内に芭蕉の句碑がありました。

 紫陽花や

 帷子(かたびら)どきの

 うす浅黄(あさぎ)

 

 

 可憐なセツブンソウの花ですが、根っこは地下茎でひげ根があって太いようです。

 見たことはありませんが。

 

 

 5枚の白いのはがく片で、黄色い密腺のある2本1組の棒状のものが花弁です。

 

 

 「四季の森星野」から車で10数分、国道293号沿いにある「花之江の郷」に足を伸ばしました。

 

 

 「花之江の郷」は、地元の和菓子会社によって自然環境保全地として維持されている場所です。

 

 

 自然植物園内を一周しました。

 併設のレストランでバイキングを食べた人は、無料で入場できます。

 

 

 セツブンソウがあたり一面に咲いていました。

 

 

 雪割草も咲いていました。

 

 

 こちらは、バイカオウレン(梅花黄連)です。

 セツブンソウと同じキンポウゲ科なので、よく似ています。

 

 

 バイカオウレンも、5枚の白いがく片があり、花弁は先端が黄色い棒状のものです。

 

 

 こちらも日本固有種で、小さくてかわいらしい花です。

 

 

 バイカオウレンを拡大してみました。

 花弁の先端、黄色い部分は、スプーンのように丸まっています。

 白い糸状のものがおしべのようです。

 

 

 こちらにも雪割草

 

 

 たくさんの花に会えた一日でした。

 

 

 

合計時間3 時間 53 分 休憩時間4 分
距離9.2 km のぼり / くだり781 / 779 m