世代交代最終局面!新潟車セEF64の奮闘とE217系Y-116・117編成廃車回送 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

先週21日、初めて記録に赴いた横須賀・総武快速線E217系の廃車回送。

横浜や豊田、八王子での喧騒ぶりにはほとほとうんざりしていたのだけど、撮れるというならば

やっぱりまた撮っておきたいというのは、もはや死んでも治らないテツの性なのだろう。


まぁもっとも、気掛かりなのはE217系というよりは


EF64形1000番台


のほうなのかもしれないが。

トップナンバー含むぐんま車両センター(高崎)所属の車両は今秋引退が告知されてしまったし

JR貨物も既に全般検査は終了し、先日も3両が稲沢の解体線に入ったとか淘汰されていく一方。

関東に乗り入れることすらなくなり、すっかり貴重な個体になってきてしまった。


ただJR東日本においては、次世代の車両牽引用電車として鳴り物入りで新製したはずのE493系が

性能的に芳しくないのか、実際の牽引は久留里線のキハE130形の入出場程度に留められていて…

EF64 1031号機も昨年末に全般検査が施行され、まだもうしばらくは運用が…


というところで、E235系F-42編成の新製配給輸送が26日に越後石山→大船間で実施。

EF64 1031号機が牽引していたのだが、


翌27日、火曜日。

熊谷でバッタリ、単機回送に遭遇。


これが、新製配給輸送後の所属区返却回送そのものであった。

配給輸送後に一度田端操(尾久車両センター)まで行って滞泊し、翌日長岡を目指すもの。

ひょっとしたらとは思っていたが、まさか熊谷に停車しているとは思わなかった。


後続の電車で向かうと、神保原駅の2番線で再び停車していた。

返却回送は、高崎線内では熊谷と神保原で長めの停車時間が取られていた。

高崎線・湘南新宿ライン電車の待避も兼ねていたようである。


神保原は今回初訪問だったが、さすがにこのあたりになると撮り鉄も少ない。

その代わり、ゆったり撮り過ぎる傾向もあるか…なかなかに気難しい。


それにしても、まじまじとEF64形1000番台を眺めるのは21日に続き相当久々である。

EF63形と一部のEF81形のみの形態の双頭連結器が厳めしいが、これが延命の決め手に。


全検出場は昨年12月末だったが、思った以上に綺麗に保たれている。

新製車両に引けを取らない輝きは、配置区の新潟車両センターの意気があるのだろうか。


稼働機会はさして多くはないものの、用途に応じてブラッシュアップされ、綺麗に保たれている

その姿は殊の外頼もしく、まだまだ生き永らえて欲しいと思う。


20分少々停車して、上越に向けて軽やかに走り去るところを見送りこの日は終了。


…そして今日は。

8日ぶりのE217系廃車回送。


今日も、大船駅に赴き迎撃を敢行。

牽引は今週も1030号機。

実は一昨日、1031号機と入れ替わりに大船へ回送されたとの情報を得ていた。

わざわざ車両を入れ替える手間を掛けなくても?と思ったのだが、その意図は如何に?


今回の廃車回送は、4両の付属編成が2編成。

Y-116編成とY-117編成がまとめて回送された。


ところで今日は横須賀線が、昼前に踏切支障と信号確認と立て続けに抑止事案が発生。

特に後者は横浜〜保土ヶ谷間で、25分ほど立ち往生する事態になったが…

遅延のほか一部列車が区間運休したものの、この配給輸送は予定通りの実施となった。


今回は逗子側に構えて入線を撮り、後方で編成を撮ってすぐに移動開始。


…前回横浜で非常に不快な気持ちになったので、続いての撮影場所は。

大船から1駅、戸塚へ。


人出も少なかったので、少し待って迎撃。

このあたりから、雨が降り始める。


淀みなく通過を見送り、後続の東海道線と横浜線を乗り継いで八王子へ。


今回は豊田に行かず、八王子で迎撃。


このあたりから雨が強くなってきたせいか、先週に比べて人出は多少…は少なめ。


今回は、前寄りから後ろに向けて動きを仕掛けていく。

同じ駅でも動きは逆、それがここんところの撮影のセオリー。


その撮影には、復習要素も多分に含まれる。

8日変わると、見え方も変わってくるもの。


特に今回は、付属編成2編成がまとめて回送されるため連結の風情がこれまでと大きく変わる。


EF64の連結相手が電気連結器付き。

そして、先頭車同士の連結が電連付きと電連なし。


廃車回送ならではの風景に、胸がキュンと…


おや?


奥に見えるのは??


そして、撮り続けてまた気づくものも。

これを活かすことができる機会はあるのか?と思いつつ、またも「あずさ29号」で先行。


今回は、甲府で下車しそのまま留まった。

中央快速線人身事故の報が入ってきたことと、雨が次第に強くなってきていたこと。

それに伴って、身延線は「ふじかわ12・14号」の運休も決まったとの知らせもあった。

それもあり、今回は余計な動きを仕掛けないことにした。

甲府に留まっていれば、バスや食料に関して万一の手配がし易いとの思惑もあったからだ。


…30分ほど、身延線ホームでクールダウンしながら待ち。

強くなる雨でいよいよピントが取りづらくなりつつ、廃車回送を身延線ホームで迎撃。

今日は撮っていた人は、自分以外には誰も居なかった。


国府津で疎開がらみであったかどうかというくらいの、JR東海313系との並び。

特急ふじかわこそ運休になっていたが、まだ普通列車は走っていた。


甲府では所定2分ほどの停車だったが、ギリギリ前方に歩いて行ける時間はあった。

基本編成のほうが、ホームで撮りやすいかもしれない。


そして…

「かいじ31号」到着直前に、長野に向けて最後の旅に旅立っていった。

今回はここで見送り撮影を終了し、本来は立川行きの普通列車でのんびり帰っても良いかなぁと

考えていたところだったが、甲府発が20分早い「あずさ42号」で帰京の途についた。


現在高尾〜甲府間では、大雨で運転見合わせとなっており…

結果的に早く帰ってきて正解だったなと思う。

その早く帰った判断は、もう一つオマケの記録を増やすこととなる。


そして、横須賀・総武快速線の世代交代もいよいよ最終局面。

最近は記録に赴いた時も、E217系が1時間以上来ないなんてことが増えてきた。

まだ続く廃車回送と共に、記録を仕掛ける頻度を増していくつもりだ。