まだ3月のネタは尽きてはいない。
父の退院に乗じてというわけではないが、少し気持ちの余裕が生じ記録蓄積を再開している。
特に“3ヶ月半”のロスタイムが得られた方面へは、その思いは強くー。
3月30日、土曜日。
この日はもともと、成田に向かう予定を立てていた。
理由は、この方のライブがあったからである。
元光GENJI・赤坂晃氏。
デビュー当時のフィーバーぶりは、特に地元に居た身としては未だ記憶に新しい。
光GENJI解散後はドラマなど俳優でも活躍していたが、悲しいことに不祥事もあって表舞台から
遠ざかっていて、ことに地元に関しては黒歴史化している?とも訝しんでいたが…
一昨年から交流があるバンド、mahol-fulのピアニスト・ちえこさんが赤坂氏のバックバンドで
関わっていて、今回はさらにベースでお馴染みの小澤のぞみちゃんも参加することになった。
そんな偶然があり、成田は遠いが気分転換かたがた行ってみようか、ということになった。
メンバーにDMを送れば予約OKとのことで、のぞみちゃんに連絡を取り確定。
昼夜2回公演というパワフルぶりだったが、さまざまな情勢を考慮しつつ昼公演に参加へ。
一時は父のこともあり実行が危ぶまれたが、無事に参加できた次第。
ただまぁ、単純に往復するのもつまらない。
以前なら京成単純往復だったかもしれないが、今回はJR成田駅の真横が会場だったこともあって
JRの「休日おでかけパス」を活用する移動策を実行に移した。
地元からの場合、これを利用した方が格段にお得だったからというのもある。
まずは8:17、市川駅にて。
自分が乗っていた快速を待たせて通過したのは「新宿さざなみ1号」。
E257系5両編成でやってくる姿は、快速で11〜15両、特急成田エクスプレスが12両の長編成が
頻繁に往来している姿を思うと、なんとも寂しいものがある。
そして快速は、幕張車両センターの横を走り抜けていく。
基地内には、総武本線・快速線内では定期運用を終えた255系の姿が。
ああ、これで日常としてはもう捉えるのはむずかしくなるな、と考えていたが。
乗っていた列車は、内房線君津行き。
そのまま直通に揺られ、蘇我に着く直前のことだった。
ん、おや?!
なんと、2番線に255系が居た!
8:50にこちらが着いた時には既に居て、8:53にはすぐ発車。
こちらの京葉線も8:53とほぼ同時発車で、後追いをギリギリ収めるのが精一杯。
いきなりの登場に、全く想定がなくビックリした。
どういうことかと時刻表を解析すると、平日ダイヤで前夜「わかしお21号」として運行。
上総一ノ宮で終点となって到着し、そのまま一泊した編成だったらしい。
そして、幕張車両センターに向けて回送される途中だったようだ。
これは…
このいきなりの邂逅が後日、記録アプローチを変えていくこととなる。
そして、次なる記録ポイントは
幕張豊砂。
前回訪ねた時に検分をしていた“つもり”で、早々と再訪したのだがー。
うーん?
意外に左手前の障害物が、邪魔だったなぁ?とか。
いざ撮ってみないと、わからないことって多い。
そんな経験がまた、自分の経験値も上げる。
こうしてまず、ダイヤ改正後最初の255系営業記録は「わかしお8号」から。
まずは良い滑り出し!と思っていたのだが…
なんとこの日、下りの東京9:00発「わかしお3号」の存在を失念していた。
幕張豊砂の駅構造が、列車通過をすっかり見落としていたのである。
ついうっかり、東京10:00発「わかしお5号」を撮る気で、朝食補給に動いてしまった。
最初に気づいていたら、幕張豊砂で上下記録もできたのに!
209系ケヨ34編成を新習志野で捉えられたのは、まだ良かったが…
まだまだ安心は禁物。
ロスタイムの記録行脚は、始まったばかり!
一段気持ちを引き締め直して、また計画を組み立て直していく。