2024.2.12 【運用終了】続・鶴見線205系“本当の”営業最終記録⑥ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

 この時期はもはや“ロスタイム”だった


昼食を兼ねた武蔵中原訪問を経て、16:07に鶴見へ再訪。


ここから、夕方のラッシュに向けて動きが活発化し始める頃。


205系の行き先表示は、技術進化の過渡期に翻弄された表示スタイルだったと言って良い。

特に海芝浦行きは、3色LEDの一番薄い色を使うことで青をイメージさせた。

同じ時期に京葉線に転属した201系は方向幕のままだったのだから、103系時代のまま方向幕を

流用すれば良かったのになと思ったが、当時の思惑は知る由もない。

なお今回のE131系は近年の技術進化でフルカラーになった一方、南武支線に移籍のE127系は

方向幕に回帰するなど、対応にチグハグな部分が見られる。


そんな時代に翻弄された205系。

先頭車化改造してまで鶴見線に転属するなぞ、当時は思いもしなかった。

だが後発の3000番台や、同じエリアの1200番台が先に消えた中、よく踏ん張ったと思う。


最初は違和感しかなかった前面デザインもすっかり慣れ、これがJR東日本最後の顔に。


そして、この夕方はまたも海芝浦を訪ねた。


ラッシュ時以外は、天気が良いこともあって観光目的の来訪客が多く見られた。


二面性の顔を持つ海芝浦駅。

そんな駅への輸送も黙々とこなし、気がつけばすっかり馴染んでいた。


自分も、205系が目的でなくとも折々に訪ねている。


ちょっと日常を忘れてふらり海を見に来るには、一番手軽な場所だった。

もっとも、カップルがいると気まずくもあったのだがw


ステンレスの銀色も、絶妙に風景に溶け込んで。


窓枠のフレーム越しの海も、また絵になる。


車体がステンレスで錆びない、というのは、海に一番近い線区事情には合致していたのだろう。

その伝統は、E131系にも引き継がれることになっていく。