続いて、時計の針は1月5日へ。
3日に続いて、またも自分の足は鶴見線に向いていた。
電車のダイヤは平日に戻っていたが、職場はまだ正月シフト。
結局第一週はそれで推移したが、そんなに長く休むと逆に疲れるのが自分の気質。
それに身体も(ただでさえ重いっちゅうに)重くなってきたなぁ〜と自覚するに至り、ここらで
歩きを絡めて撮りに回ろう…と考えて、向かったのはまたも鶴見線。
この日は浜川崎からスタート、乗り換えにアップダウンを要するプチ山岳コースであるw
なお、朝の諸々の対応の関係上、今回は朝ラッシュも終わった10時半過ぎからのスタートに。
そして、3日に引き続き昭和で降りた。
昨夏から通算3度目であり、だんだん近隣にも馴染んできているw
そしてここからは、ふと意を決して
北へ歩き始めた!
休止中の貨物線の踏切を渡り、歩いていくこと少し。
道路と線路が並行する、運河の橋に到着。
しかし、あまり検分している時間はなく、すぐに鶴見行きが接近!
10:52頃。
浜川崎〜昭和間。
ここでまず沿線撮影第一回。
立地と時間の関係上、どうにも逆光が避けられない。
それでも近年のデジタルはうまく補正してくれるから、最大限恩恵を蒙りたい。
…さて、撮ったまではいいが。
この後の昭和駅、どうなるかと改めて時刻表を確かめてみると
次の鶴見行きは1時間20分後!
幾度も訪問していて分かってはいたが、昼の鶴見線は相当なローカル線である。
中でも完全に20分間隔を維持しているのは、鶴見〜浅野間だけ。
現実、それだけ利用も少ないし、致し方ないところではあるのだが。
そんな路線が、この令和の世までツーマン運転であったことにも驚き…
…いや待て。
まだあったじゃないか。
最近とみに遠征機会が多い
野岩鉄道
という存在が!!
(ん?呼んだ??)
…なんて茶番はよしといて、ここから今回のもう一つの目的を実行していく。
ただただ歩く。
意外にあるアップダウンにも怯まず、ひたすらに歩く。
まず川崎港郵便局を目指して陸橋を渡ると、JR貨物浜川崎駅構内の東端が見えた。
米タンが運行される日は、ここまで機回ししてくる機関車が見える日もあるのだろう。
…しかしこの日はなんにもなく、産業道路に出て西に向けてひたすら歩く。
途中、かつて折返場点描なるバス折返場を巡るシリーズを書いていた時に訪れた場所も通り…
そして、さっき乗り換えで利用した浜川崎駅も歩いて通過する。
実に、歩いて歩いて、歩くことおよそ25分。
辿り着いたのは、武蔵白石〜浜川崎間に位置する「竹の下踏切」なる場所。
何をもって「竹の下」なのか答えは出なかったが、南側に休止中の貨物線の高架が覆い被さって
独特な雰囲気を形成したポイントで、それだけに一瞬撮影も躊躇ったのだが。
…そんな迷っていられる時間は、もう無かった。
11:21。
交通量は存外に多く、車やトラックを待たせながら低速で接近。
この時間の電車は浜川崎折り返し。
写っていないが、既にLED方向幕は「回送」に変わっていた。
カーブに身をくねらせながら、終点浜川崎に向けてラストスパートをかけていく。
今度は鶴見線の南側に移り、さらに歩く。
左は工場、右は休止中の貨物線の高架。
なかなか見所がない中で現れたのは…可動橋!
運河にかかる船運通行のための可動橋は折々に見たが、これは?
すぐ北側には鶴見線の営業線が近接していて踏切のような跡が残っていることから、北側にある
富士電機に車両が出入りするためにわざわざ作ったものなのかもしれない。
いずれにしても、地上で可動橋は相当に珍しいのではなかろうか。
そしてしばらく歩き、武蔵白石駅に到達した。
撮影を含めてここまでかかった時間は、およそ40分といったところであった。
…さらにこの先、どんどん歩いて行っても良かったのだが…
経験上この先は、沿線ですっきり撮れそうな目ぼしい箇所は存在しなかった。
そうこうしている間に、先ほど浜川崎まで行った205系が折り返してきて…