東武ファンフェスタ2023【下】南栗橋の片隅、6050系との再会。 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さて、周囲は大賑わいだった東武ファンフェスタ2023。


目玉的な出し物が多く衆目を集めているところに、基本的にちょっとコア以上のファンが集まる

奇異な場所が1ヶ所存在していたことに、気がついた人はどれだけいただろうか?


それは、“マルタイ”展示の場所。

もちろん、このマルタイもなかなか普段はお目にかかれない個体として注目を浴びていたが…


時折警笛を鳴らしてゆっくり走ってきたのは…6050系!


既に車籍は抹消されているが、“訓練機械”として残留している6165Fが訓練線を走行。

遂に唯一となってしまった、更新編成でもある。


最高でも15km/h程度しか出ていなかったようだが、撮影会等でも掲出されたファンフェスタの

ヘッドマークを付けて、訓練線を時折往復する姿が見られたのだ。


これは、昨年も開催していた運転体験によるものであった。


しかし、その参加費がなんと


10万円也!!


昨年にも感じたが、あまりの高額ぶりに眉を顰める結果となった。

実際、軒並み事前受付終了となった有料アクティビティの中で、最後まで空きがあったらしい。

せっかく貴重な6050系なのだから、大宮のように一乗車500円くらいで試乗会をやったほうが

余程売り上げが良いように感じるが、如何なものなのだろう。


先日のEF65然り、廃車部品の販売然り、ちょっとあからさまな高額設定が増えているなと。

やはりこういうのは、見ていてあまり気持ちが穏やかなものではない。

運営の厳しいローカル線を抱えている事情もわからなくはないが、大手私鉄の一員であるのだし

もうちょっと考え直していただきたいものである。

まぁともかく、車籍が無いにしろそこに生きている姿を見られたのは、嬉しいことではあった。


それに、乗りたいならまだ現役で残る野岩鉄道に足を延ばせばいい、とも思う。


実は遠征に備えて、既に水面下で準備を進めてもいる。

昨年末と同じ目的で、今回も動けるかどうか。

期待を込めながら、発表を待っていたりする。


今回の走行は、その機運をさらに高めることになったのは間違いなかった。

寒いのは好きではないが、その時期にしか味わえない魅力を知っているからまた行きたくなる。


だから今回は、それに向けたウォーミングアップだったのだと思いたい。


それに、あの頃に集中して取り組んでいたから今はまだ腰を据えていられる。

そうポジティブに捉えることができているのも、良いことではある。


早いもので、東武車・会津車の定期運用が終了して1年9ヶ月が経とうとしている。

野岩車以外は、東武鉄道に残籍し、新栃木で休車状態でいる6174・6176・6179Fのみ。

情勢を考えると厳しいものがあるのかもしれないが、完全引退の前にはもう一度何かイベントを

打ち出してもらいたいもの、というのが密かな東武ファンの願望である。

ツアー形式もいいのだが、少し敷居を下げた多客臨をまた走らせてもらいたいものだが…


そんなわけで、ほぼ時間いっぱい楽しみ尽くして、冬の恒例イベントを終えた。

また次への活力を蓄え、まずは年末年始を乗り越えられるように!