祝!宇都宮ライトライン開業。乗って見る期待と課題③ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

本音は遠慮なく!未来のために

9月24日13:27。

時刻表上はおよそ3分遅れで、芳賀・高根沢工業団地電停に到着。

およそ50分での全線踏破となった。

結構な乗客が降りてきたが、ほとんどが自分と同じ初乗り目的の人達のようだ。


現に、実際に電停を出て歩いていく人はほとんどおらず…

また乗ってきた列車に乗り直す、なんて人がチラホラ。


実際、電停前は本田技研工業の建物以外に目立ったものは何もない。

日曜日だからより閑散としており、これが土休日の乗車人員が4,000人程度と試算された故か。

見方によっては、秘境駅に近い雰囲気すら漂わせる。


しかし全線ざっくり見ると平日と遜色ないばかりか、なんと2万人を超えた日もあったという。

しばらくは開業特需、ご祝儀相場もあろうが、長期的に利用客を根付かせるには今が一番大切で

早いうちに快速の運転や速度向上を図り、一応の利便性の完成系を提示しておかないと、今後の

継続利用の機運が削がれやしないか…と多少なりとも心配してしまう。


まずは、平日の通勤輸送に関しては概ね予想通りに推移しているようだ。


今はまだ、首都圏で言う鶴見線大川駅のような様相の芳賀・高根沢工業団地電停界隈。

ライトラインの乗り入れにより、ゆいの杜のように周辺開発にスイッチが入るのだろうか?


13:30、折り返し宇都宮駅東口行きは少しの乗客を乗せてここは定刻で発車していった。

そこからしばらくは、たまに走り抜ける車以外は静寂があたりを支配する。


芳賀・高根沢工業団地電停のホームは、1面2線の行き止まり式。

実は往路の列車内でも案内されていたが、この電停には売店や飲料の自販機類は一切無い。

飲み物を買いたい場合は、ひとつ隣のかしの森公園内に行く必要がある…という珍案内だった。

今後の需要如何によっては設置される可能性もあろうが、とにかく現状は何にも無い。

また周辺も本田技研工業以外何も無く、現金を扱うものを置くのはセキュリティ的に厳しいか。

本田技研工業くらいだと、会社敷地内に多数自販機はありそうだし…


ホーム先端には駅舎みたいなものもあるが、現状は職員用のスペースのみ確保されている様子。

自販機同様ICカードのチャージ機も無く、あくまで車内でチャージする方式である。


さて、1本後の列車はまたまた遅れてやってきた。

所定13:42発の列車だったが、発車時間をとうに6分ほど過ぎてしまっている。


ところで、この芳賀・高根沢工業団地電停で驚いたことひとつ。


停止位置が、攻めている!


なんと車止めギリギリ、1mほどしか無いだろうか。

こうした好天下なら良いが、雨雪など悪天候の時はより慎重なブレーキ捌きを要しそうだ。

そういえばこの時、初めてホーム備え付けの案内図にちょっとだけ目を向けている。

点字にも対応しており、さまざまな利用者の使用を想定して配慮がなされている。


そして、駅名板も各電停で個性がある。

今回はゆっくり各電停を降りて廻る予定は組んでおらず、次回以降の宿題としたい。


さて、乗った列車は13:52、約10分の遅れで発車。

やはり遅延していたが、後続の列車が既に電停手前のポイント付近まで接近していた。

この時は、乗った列車が停車していた2番線の開通を待っていたが…

この後に再訪した時に、柔軟な運転整理を仕掛けた様子を目撃することとなる。


そして、かしの森公園前電停に到着するが…


ここで降り、見送った。


途中電停での初下車。

何故かというと今回は、ここが主目的地となったからである。