さて、8月1日は昨年6月の足りない分を補うように朝から鶴見線を巡ったものの…
ちなみに昨年6月に巡った時のやつ。
細かいところはまた後日に回すことにして、せっかく横浜界隈に来たのだからと移動。
横浜で乗り換えて向かった先は、
相模鉄道本線天王町駅。
星川駅付近立体化工事が完成し、この天王町駅ホームも一部が移設されたのが約5年前。
駅の改装工事が終わってから降りたのは、初めてのことだったが…
なかなかな変化ぶりに、まず目を見張った。
なぜ今回、わざわざ相鉄に足を向けたのかというと…
6月18日に、相鉄線内で運転された「ミステリートレイン」。
この時使用された8000系の8713Fが、前面だけまさかの登場時の旧塗装復活。
そのまま定期運用に入り、異彩を放っているからであった。
しかし、その旧塗装は今月限りとの話が聞こえてきていた。
ただでさえ老朽廃車だとかリニューアルだとか、傍から見ても迷走気味の本系列の情勢。
果たして今後どうなっていくのか見通せない中なので、記録に動いてみることにした。
…もちろん、撮るからには相鉄線内全般に手を広げつつ。
新横浜線開業で、走る電車はより変化があったのだ。
まずは、10000系10701Fリニューアル車を走行中の初撮影から開始した。
ちなみに、到着時には既に3人の撮影者がいたが…
どうも自分とは目的が少し違う?
その理由は、しばらくしてからわかることになる。
前面は前照灯移設により、11000系に類似したデザインに。
なにより、12000系と同様にヨコハマネイビーブルーに全塗装された車体が異色。
少しずつ、ヨコハマネイビーブルーは横浜の街並みに定着しているようだ。
続けて、自社線内運用中の21000系21108Fと。
ネイビーブルー第一世代の9000系9702Fも撮影。
新横浜線の全面開業でダイヤが大幅に変わったものの、引き続き4〜5分間隔くらいで撮れるので
撮影記録はそれなりに効率よく仕掛けることができる。
…そして、天王町駅に着いてからおよそ20分。
10:55。
8713F、登場!
…まあ、わかりきっていたことではあるが、実に違和感に溢れているw
自分にとっては赤ベースの旧塗装は実に馴染み深く、その分とても中途半端に感じるのだ。
1両まるまるならまだ混色!と言えるけど、顔だけというパターンは初の経験だったから。
なお、後追いは先程の10000系10701Fが折り返し各停で到着しており不発。
だが、他の撮影者は全く動かない。
なぜ??と思いながら乗り込み、星川に着いてみると…
そういうことかい。
慌てて撮りつつ、また天王町に引き返す。
そこで乗ったのが。
ハンパやなぁ〜…
リニューアルはしたけど、塗装が変わっていない例。
ウソ電じゃないかと疑いたくもなるが、れっきとした運用車両である。
それにしても、前照灯がもともとあった場所に無いだけで随分顔の印象が変わるもので。
そして、今度は下りホームの横浜側に一人で構え直し。
正面構図で迎撃。
海老名・湘南台側のクハ8513は、CIロゴ入りの第二形態。
ここは快速のため、あっさり通過していくが…
上りには東急5050系4106Fが!
新横浜線の開業で、東急3000系と5050系が定期運用で相鉄横浜駅に入線するようになった。
横浜駅の地上には3000系が入線したことがあったが、5050系は入線したことがない。
まさか横浜〜桜木町間廃線・横浜駅地下化19年にして、相鉄を介し顔を出すことになろうとは!
当時全く想像だにしていなかったことが、いま目の前に現実として起きている。
しかも、折り返しは西谷行き各停でやってきた。
もう、ますますわけがわからないw
新横浜・東急線方面への直通開始で割を食った格好の本線横浜〜西谷間ではあるが、東急車両が
運用に加わり、かつて戦中戦後の一時期に東急に経営委託した再来とも取れる様相に。
この姿が、いまの新しい相鉄線の日常風景となった。
そんな新鮮な雰囲気を楽しみつつ、あくまで目的は8000系8713F(と、東急3020系試運転)。
出会うはずもなかった両雄の競演に胸を躍らせつつ、記録のために先へ進んでいく。