響け、夏旅。〜反攻の晩夏、目指すは北〜③ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

9:52、特急「きりふり82号」は浅草駅3番線に到着。


帰ってきちゃいました。笑🤣


まるで目的地とは逆、でもこれもれっきとした今回の旅の一部。

この後、10:38発の特急「きりふり281号」になるはずだが、前面幕は「回送」にチェンジ。

実はここで、ホーム空けのためとうきょうスカイツリー駅先の留置線まで回送で往復する運用。

これは記録蓄積の早い段階から掴んでいて、折々に記録を済ませているのでこの日は移動省略。


独特の蒸し暑さを纏う浅草駅で、一回350系を見送る。

到着から約5分、利用客が少なかったとはいえ、実にあっさりと引き上げていく。


改札を入り直し、待ち時間には浅草駅の昔の時刻表を眺めたりしつつ…


約20分後、今度は4番線に入ってきた。


到着するやいなや、またまた前面幕チェンジ。

いちいち回送のたびに変えなくても良いように思えるが、機能維持も兼ねているのだろうか。

もっとも、この浅草から乗る鉄道ファンにとっては格好の撮影タイムになるのだろうが。

今は使われなくなってしまった愛称のオンパレードに、胸を熱くする人はきっと多いのだろう。


ちなみに、車内整備はこの浅草へ回送で到着してから開始となり、乗車には少々待たされる。

しかし、撮影以外にも清掃員の東京駅新幹線ホームのような手際の良さを眺めるのもまた一興。

そして、車内販売が無いのでホーム売店で軽食の調達も怠りなく。


久しぶりに幕で見た「東武日光」の行き先幕。

そしてホーム先端に歩くと、浅草駅名物渡し板も健在である。

再入線から20分ほどって結構長いかなと思っていたが、家族連れの記念撮影をアシストしていたり
売店のおばちゃんと雑談していると、案外あっという間に時間が経っていた(苦笑)

それでも、東武浅草駅の佇まいは一昔前の私鉄ターミナルの趣を残していて好きな場所である。

と、そろそろ発車の時刻が近づくと3番線に入ってきたのは…?

さっき、春日部で先に浅草に着いていたはずの旧りょうもうカラーの200系だ。
やはりとうきょうスカイツリー駅まで回送されて、電留線で小休止していたらしい。

これと入れ替わりに、10:38、いよいよ特急「きりふり281号」は旅立ちの時を迎えた。
ここから改めて、片道約2時間のレトロな特急旅が始まる。