始発駅あれば、終着駅があるのが列車の常。
度々このブログでも触れてきた漫画「鉄子の旅」シリーズ。
昨年3月の通算100旅記念イベントも未だに記憶に新しいのだが、ついにこの19日に発売された3代目単行本
第4巻の発刊をもって、延べ18年に及んで走り続けてきたシリーズの幕を下ろされることになった。
先の100旅イベントの時に思いの丈は十分書き残してあって、その思いは今なお変わることは無いのだけど
その歴史に本当に一区切りになることは、やがて来ることは分かっていても感慨も一入になる。
昨日は、そんな「鉄子の旅」シリーズのラストイベント行脚を決行。
まず最初に、神保町の書泉グランデで開催中の資料写真展示へ。
時の流れを感じずにはいられない。
ビックリして思わずツイートしたら、カミムラさんから返信が来たw
どうやらすぐ訂正手配された由。
そして、ラストイベントはお馴染み東京カルチャーカルチャーで。
約4時間、フジテレビの笠井信輔アナウンサーを手始めに鉄子の旅を彩ったゲストが再登場し振り返り。
主要出演メンバー。
左から
現担当・神村正樹さん
IKKI元編集長・江上英樹さん
2代目漫画家・ほあしかのこさん
案内人・横見浩彦さん
女優・村井美樹さん
初代担当・サンデーGX元編集長石川昌彦さん
自宅で転倒し、最近までほぼ療養状態だったことがTwitterから伝わっていたからだ。
そもそも3代目が始まってから衰えが目立ち始め、今年5月に会った時の疲労困憊ぶりに驚いたのだが…
横見さんの話では、その会った翌日に転倒したそうだ。
だから直前まで、横見さんがイベントに出れるかどうかは極めて不透明だったので心配していた。
結果、幸いにして杖もつかずに出演を果たしたが、衰えは隠しようがなくやはりショックではあった。
話す言葉も握手も出会った頃に比べると遥かに弱々しく、最後は涙を見せるなど考えもしなかった。
それは生きている限り、レールが続く限り、これからも成長し続けていく。
しかし、剪定は怠らず、にね。
鉄子の旅は、永久に不滅です。
横見さんは最後にそう言った。
連載はこれで本当に幕となるが、残された作品はこれからも輝き続ける。
それは、令和になったこれからも何かしらの化学反応を起こすことがあるかもしれない。
実際、多少含みのあるエンディングにはなった。
もしかしたらそんな日が来るかもしれないと考えつつ、目の前の縁を、鉄道を、大事にしていこう。