5月25日土曜日、午後。
大宮から湘南新宿ライン〜小田急線で南下し、次に向かった先は海老名。
ロマンスカーミュージアム建設工事のために、例年10月が5月開催になった小田急ファミリー鉄道展へ。
今回の小田急ファミリー鉄道展最大の目玉は3000形SE(SSE)と、70000形GSEの並び!
奇しくも鉄道友の会ブルーリボン賞第1号受賞車と、2019年最新受賞車の時空を超えた豪華な
並びが実現。
その年の差、実に62年!!
改めて並んでみると勿論GSEに至るまでの進化の形が見られるが、SEの実に先進的なデザイン!
こんな電車が昭和30年代に試験で145km/hも出し、箱根路を毎日走っていたのかと思うと…
ロマンがあるし、改めてすごいことをやっていたのだなと思う。
今回、3000形SEは初めてその雄姿を間近に見ることができました。
なお、3000形はロマンスカーミュージアム建設前、かつ5両編成での展示は今回が最後。
中間車2両は展示スペースの関係上解体されることが決まり、今後は3両のみの保存となる。
今までタイミングが合わず見れてこなかったので、今回間近で見られたのは大変に貴重な機会になった。
さて、せっかくだったので26日にも当初の予定を変えて海老名へ。
さらに気温が上がり、前日より来場客が増えていたせいか…
お世辞にも第一会場内の雰囲気は宜しくなく。
ことに車両展示は撮影場所から動かず、動けずであわや群衆雪崩寸前の状況。
そんな状況に点々から罵声、怒号が。
さらにはそれに反応して掴みかかっている人もいたり…
ピリピリした雰囲気はなかなか払拭できなかった。
これではファミリーというには程遠く、一部鉄道趣味者の悪い部分が出たなという印象。
ただでさえ暑い中で、どうしてそういう所に不毛な気力・体力を消費する人がいるのだろう。
ファミリー鉄道展と銘打っている以上、様々な客層が見に来ているのは冷静になれば分かる筈。
今回は、3000形登場という極めて特殊な状況ではあったが…
これから先のイベント運営には課題も残したか。
鉄道は基本ワンマン運転な趣味だから、その特性を考慮し動線を考えていかねばなるまい。
フリーに見られるに越したことはないが、最悪の事態も見越し安全策を考える時期に来ている。
その点では、他社のイベント運営事例も積極的に見習い…
慎重買っ大胆に取り入れていく勇気も必要になるだろう。
付け焼き刃的に、正面アングルだけ行列規制を講じてもいたが…
それではトラブルのリスクも上がる。
実際「こっちは暑い中1時間も並んでるんだ!」と声を荒げている人も。
規制するならするで、西武鉄道などのように前面部分スペースを時間で区切るのも一つの手だ。
ただでさえ足場の悪い車両基地構内、関係者各位の実情に即した運営を望みたい。
…もちろん、一部の鉄道趣味者への常識的な行動を切に望みたい気持ちの方が大きいのだが。
その他、保存車両に対する扱い云々というのもあるが、これは機会を見つけて別記事に上げたい。
ちなみに、3000形と同じ番線に、箱根登山鉄道カラーの1000形4両がいた。
展示車として公表はされていなかったので、3000形入換用途として置かれていたようだが…
ちゃっかり2日ともネタ幕を掲出していたのは、小田急らしいご愛嬌と言うべきかなw
25日の「箱根湯本 片瀬江ノ島」なんて、かつてに実際走っていたら確実に箱根湯本まで行かない運用www