僕らの初体験奮闘記'89 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

最近すっかり鉄道ブログなこの場所ですが、最近プライベートでは

舞台

に時間を割く割合が、急激に増えてきています。
特に2月からは、シアターキューブリックの舞台で出会った

高橋茉琴ちゃん
の舞台に足を運ぶ機会が増えていて…
昨年11月のシアターキューブリック「十二階のカムパネルラ」以降から動画配信で急にやり取りが活発に。
それにつれて、知り合いの舞台にも行くようになるなど第2の軸になりつつあります。

まぁこれまでそんな鑑賞記を書いてこなかったのは、単に自らの

語彙力の不足

が根本的な理由だったのですが…
今回は、そんな高橋茉琴ちゃんが出演する舞台

僕らの初体験奮闘記'89(略して“ぼくはつ”)

を23日に観に行ってきまして。
茉琴ちゃんだけで今年4回目。
場所は、自分の中では舞台の原点でありベースでもある下北沢。

」小劇場。

下北沢らしいこじんまりとした、それでいて雰囲気のいいお気に入りの箱。

この舞台のプロデュースで、自らオカン役を熱演していたゴブリン串田さんの高校時代の実体験を基にした

エロでバカバカしくも胸キュンなストーリー、という触れ込み。

今回は再演とのことで前評判が高く、かつ舞台が始まってからも絶賛のコメントが多数見られていた。

こんな盛り上がりに感化されて早々に観に行くことは決め、特に公演が始まった数日前から妙にワクワクし

期待が膨らんでいた反面、実際に見た後の自分の感覚・感想に乖離があることも少なくない。

なので、半ば緊張して下北沢に向かったのだが…


いやぁ、本当に面白かった!


エロに対して純情とバカが絶妙な入り混じったシナリオ。

特に自分から上の世代は、知ったころは違えど皆同じような道を通ってるんだと強く、深く納得w

特に初めてエロビデオ観て、観た後の感想なんかのくだりは、自分の経験と同じすぎて爆笑ww

高校が男子校だった違いはあるけど、前後の経験や記憶が絶妙にシンクロするという極めて類稀な舞台。


実のところ、こうやって演劇で自分自身の現実経験とシンクロするものは観た記憶がなく、すごく新鮮。

ひたすらに腹抱えて笑って、あぁそうそう!と膝を打ち、時にドキドキ、過去の傷もチクリと疼き…

えっ、そこまでやるか!と女優魂に胸が高鳴りもしつつ、絶妙な塩梅で落としてくるのもさすが。

プリプリにB'z、米米CLUBにサザン、ミスチル…と要所に懐かしBGMもシナリオに絶妙にハマり、ツボを刺激。

しばらくは、聴くたびにこの舞台のこと思い出しそうだなw


茉琴ちゃんのキュンキュンしつつも身体を張った名演にはさまざまな思いを巡らせつつ、女優魂を強く感じ

改めてすごい女優さんに巡り会えたんだなと思えました。

タイミングの問題とはいえ、もっと早くから観に行ってればこの“ぼくはつ”の初演や、他のも観れたのにな

とかあれやこれや思うんだけどね。

それでも、毎回毎回違うキャラクターを魅せてくれるんだから、俳優さんって奥が深いしすごい。


とりあえず今回の役どころ「マーヤン」は…

高校時代にこんな子居たら間違いなく惚れてたやろなー。

でも通っていたのが男子校だったから、そんな機会まるで無かったけど(´・ω・`)w


それと、今回プロデュースをされたゴブリン串田さんの演出力と存在感の強さに改めて脱帽。

実はゴブリンさんには、以前一度別の舞台で観ていた。

この時からそのキャラクターに注目していたのだけど、また猛烈に強いインパクトを残しました。

最初の前説から爆笑、本編もオカン役というなんとも絶妙な配役w

こういう独特の存在感を持つ俳優さんが居る舞台って、本当に面白いし好きなんだよね。

シアターキューブリックを継続して観に行くようになったのも、そんな存在に感化されている部分が大きく。

特に今回は名倉周さん、水谷千尋さん、鳥居きららさんら個性的な役者揃いでどこを見ても飽きなかった。

それが線となって繋がり、広がって今の自分のスタンスがあるのです。


それにしても、初体験ねぇ。

実のところ、自分の場合はあまり奮闘したというような記憶はない。


ただ小学校で理科室に呼ばれて性教育の授業があったり、中学生前後から周りが妙に頭でっかちになってて

それに嫌気をさして話を振られても聞かない、聞きたくない!と強く耳を塞いだり…という偏屈な男で。

さらに高校は男子校に進んで、途中で女性に対してトラウマが芽生えてからは奮闘するだけ無駄だと感じて

女性を徹底的に避けていたことが、今に至っても距離感を測ることが苦手な恋愛下手たる所以なのだろう。


そ若干複雑な経緯があったせいか、実際に踏み込んだのは21を目前にした時だった。

それでも自分ですら知識が頭でっかちにはなっていたので、舞台で描かれていたようなことはなかった。


ましてスパイダーマンなんてやらんかったわwww


ただ、今にして思えば手順に若干のズレや苦笑事案があるが、それも好きゆえの許容範囲だったのだろう。

あと、今回の舞台みたいな初々しいところはまるで無かったけどねw


…て、何の話やねんw

そんな自分の封印すべき思い出話はともかく、本当に観に行けて良かった。

2019年上半期、間違いなく最高の舞台を観れたなという思いです。

それどころか、この20年でもBEST3に入る勢いに急浮上!

時間と予算が許せばリピートしたかったなー。

感謝、感謝!


これから先も、高橋茉琴ちゃんや、この舞台を縁にした舞台を観に行く機会が多くなりそうです。

鉄道ブログ故ここには書く機会はあまり無さそうですが、それだけではないという一端が分かれば。

適度に見識を深めて広げておけば、鉄道を語る上でも活かせるのかなと考えています。