【折返場点描・第167回】江古田二丁目／東京都交通局

第167回：江古田二丁目（えごたにちょうめ）

所在地：東京都中野区

乗り入れ会社（担当営業所）：東京都交通局（北自動車営業所練馬支所）

発着系統

［池65］池袋駅東口〜江古田二丁目（東京音楽大学・目白駅・落合南長崎駅・哲学堂経由）

［池65］池袋駅東口〜練馬車庫※（東京音楽大学・目白駅・落合南長崎駅・豊玉中二丁目経由）

※バス行き先表示には『練馬車庫（桜台）』と表示

第167回は都営バス編。

さっさと全て紹介した気になっている都営バスの折返場、実はまだ未公開が多くあります。

周辺の変化が進行中だったとか、帰ったら調査不足が発覚したとか。

あと、なかなかタイミングが合わなくてついつい後回しになったまま、という場所も。

今回は最後者になりますが、なんで今まで放ったままだったかなと自分でも不思議。

そんなに極端に行きづらい場所というわけでもなかったんですがね。

今回は都営バスで唯一の中野区内にある折返場、江古田二丁目。

この時は落合南長崎駅まで都営地下鉄大江戸線で行き、乗り継いでここまで来た。

ここ止まりのバスは、乗客を降ろすと交差点を右折。

少し走ると…逆走？！

ググっと頭を振り、誘導員の合図でバック！

大胆にバックしていると、他社のバスと遭遇することも。

反対側から見ると…

はい、かなりダイナミックです。

以前紹介した荒川土手操車所のようなスタイルです。

しかし荒川土手操車所に比べると、その敷地規模はかなり小さく…

一角に詰所があり、どうにか4台並べるのが精一杯。

まして構内転回すら厳しく、先のような方法で入れる以外ありません。

入庫に比べると出庫はスムーズで、左折で出るのみ。

詰所も最低限の建物。

『江古田操車所』と書かれています。

バス停は上下とも関東バス、京王バスと同一位置に設置。

練馬車庫行きは練馬駅まで行かないため、注意が必要。

並行の京王バスに乗り換えるのが無難。

しかし本数は日中と夜間のみ。

次第に本数は減っており、予断を許さない状況か。

こちらは池袋行きバス停。

どちらも屋根が完備され、先日の雪も少しくらいは凌げそうです。

池袋行きは始発を含め、1時間あたり4〜5本を確保。

大江戸線の開通などで往時の勢いにはほど遠く、かつては収支ワースト20に挙げられるほどの

状況だったようですが、途中の目白駅までなどそれなりの区間需要は根強くあるようで…

実際乗車したところでも、利用は多く感じました。

この江古田二丁目界隈は、まだまだバス需要旺盛な地域。
それぞれにうまく使い分けて、維持していって欲しいと思います。

路線データ

運賃：210円（IC206円）均一

所要時間：池袋駅東口まで約25分、練馬車庫（桜台）まで約10分