岩田浩史さん、ありがとうございました | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

たいちょうの心のつぶやきVer.2

たいちょうの心のつぶやきVer.2
Photo:2012.3.3 in Yokohama Thambs Up / EIJI TAKADA「50 SONGS」


SUPER Goooooood!でギタリストして活動されていた岩田浩史さんが、今朝亡くなったと
ミッキー・カーチスさんのTwiitterで知った。享年56歳だった。
岩田さんは2011年初頭より「脊髄腫瘍」という難病に侵され、闘病されていた。

自分が岩田さんを知ったのは、上記「SUPER Goooooood!」でギターを弾いていたこと。
最初、2005年頃の渋谷クラブクアトロだったかと思うが、最初にその姿を見た時は

あっ…アノ人に似てる

と思ったものだ(笑)
しかしほどなく、その渋いギタープレイに魅了されるようになっていった。
ことにSUPER Goooooood!においては、「KINGのテーマ」に始まり「Bali Belly」へと続く
黄金の流れに、常に自分のリミッターを振り切らせて貰った。
その流れに、岩田さんのギタープレイは必要不可欠な存在だった。

煙草をくゆらし、あくまでもクールに弾きこなす。
自分は煙草を吸えないけれど、その姿は憧れでもあった。
あぁ、これこそがロックンローラーなのだなと思っていた。

それゆえに、ライブに行って幾度となく機会はあっただろうに、近寄り難い存在だった。
ようやくお話しできる機会に恵まれたのは、昨年3月3日の、高田エージさんの50歳記念の
50曲ライブ「50 SONGS」のライブ後だった。

$たいちょうの心のつぶやきVer.2
それがこの時の写真。
様々ライブにおけるオフショットを撮っている自分なのだが、今のところ手元に残っている
岩田さんの写るオフショットは、この一コマだけだ。
実際、撮らせて戴いた時に挨拶させて戴いているが、そんなに会話は交わしていない。
「うん、うん、ありがとう」と、やっぱりクールな岩田さんだった。

すでにこの時には闘病生活に入っていて、表舞台に立つ機会も減っていた。
この時のライブも、終始座ったままでギタープレイをしていた。
それでも、その圧倒的な存在感は「KING」そのもの、岩田さんならではだった。

その後も、闘病生活の合間などにちょこちょこ各地でライブをやっていたと聞く。
昨年7月には、うちの店にほど近い「CLUB 66 DINING」でもライブをやっていた。

その時の動画をYouTubeで見つけた。


また復活すると信じて疑わなかったから、あえて行かなかった。
歩いて5分もかからない場所だから、行っておけば良かった。
でも、自分の中ではやっぱりSUPER Goooooood!の「KING」だったから。
それを自分は頑なに拘り通したから、それでいいし、それはこれからも変わらない。

…正直な話、10日のエージさんのツアーファイナルでSUPER Goooooood!が再集結した際
お見えにならなかった時には、ちょっと覚悟していた。
「あぁ、相当悪いのだな」とは思っていた。

でも、あまりに唐突過ぎた。
やっぱりショックなのは変わらないし、56歳なんて早過ぎる…

岩田さん、素晴らしいギタープレイをありがとうございました。
そして、三年近くに及ぶ長い闘病生活、本当に本当にお疲れさまでした。
今はただ、ただ、ゆっくりお休みになってください。

合掌

2013年11月24日