さて、先週の土曜日は昭島・瑞穂方面に久しぶりにバスの撮影に赴きました。
初期のノンステップバスのうち、「木バス」と呼ばれる特別塗装車がこの夏で全車引退となり
瑞穂・拝島・上水の各営業所に残る一台ずつが除籍されるのに合わせて「さよなら運転」を
行うことになったからです。
運行ダイヤ詳細→立川バスホームページ (PDF閲覧注意)
しかし、ぶっちゃけたことを書きますが
木バスなんて通称、知らなかったよ。(爆)
今回の引退に絡んで、今年になって初めて聞いた。
そんなバス車両の追跡レポートを、ようやく書けることになったんで書いていきます。
先に書いたリラックマバス 、0系新幹線 のことの後、やってきたのはここ。
ここは名前の通り、IHI瑞穂工場前にある停留所です。
主に工場への通勤客が利用していて、取材日の土曜および休日はおよそ1時間1本の運転。
ちなみに、ここにはひとつ前の「春名塚」停留所止まりのバスを降りて歩いてきました(笑)
しかし、着いてみて驚きました。
誰もいない…
さすがに、ここまで来て出迎えようという酔狂なファンは、自分以外にはいなかったらしく。
(翌日はどうだったのかは知りませんが)
非常に複雑な気持ちのまま、その目当てのバスを待ちました。
そして、定時5分ほど前。
現車、M912号車登場!
形式を三菱KC-MP747Mといい、MBMエアロスターというボディを架装したノンステップ車。
1999年に導入された5台のうちの1台です。
バスには、すでに顔なじみの運輸部旅客サービス課のSさんも乗り合わせていらっしゃって、
ここまでわざわざ来られたんですか?!
と驚いておられました(笑)
そのSさんがデザイン・制作された特製マーク。
前面と側面の中扉横に二枚、掲出されました。
他に撮影者も(Sさん以外)おられなかったので、ここで車内の撮影もゆっくりと。
運転席。
ノンステップ部の優先席・車椅子対応シートはどちらもロングシート。
その後に増備されたノンステップ車よりも座席定員は多くなっています。
ノンステップ部のタイヤハウス上に置かれた「さよなら運転乗車証明書」
ちなみに箱も「木バス」というこだわりよう!(車両番号はH913でしたが…)
これもSさん制作。
こういうのを見るとつくづく、日々の記録の大切さを痛感させられます。
特に登場当初の頃は、ここまでバス趣味が一般的でなかっただけに。
バスは割と快調に走り抜け、昭島駅北口へ。
途中で知り合いが自転車でこちらとデットヒートを繰り広げる一幕もありましたが(爆)
(危ないからやめろよ…結構煙たがられてたぞ(^-^;;;)←警告)
途中沿線から少しずつ撮影者も増え、それらしい雰囲気にはなってきました。
しかし、公道上に出ての撮影は危険です。
たとえ停車していても、ロータリーでも、何が起こるか保証は持てるものじゃありません。
せめて歩道上からの撮影を、心がけたいものです。
※今回は、バス停が道路平面上にある箱根ヶ崎駅を除き、歩道上から撮影しました
撮影していると、一般のお客様からも「何があるの?」と尋ねられます。
できるだけ丁寧に、かつわかりやすくを心がけました。
この位置は、かつての立川バスの標準貼り付け位置でした。
塗装こそ違いますが、その昔日のスタイルを伝える最後の一台でした。
三菱KC-MP747Mの特徴である、中扉のグライドスライドドア。
アイドリングストップ…都営バスでは当時すでに一般的だっただけに、導入された当初はやっと
立川バスも先進的になったもんだなと喜ばしく思ったものです。
しかし、当初はあまり活用されていなかったように感じましたが(^-^;)
昭島駅からは数人のファンが乗り込んでいて、共にここまでやってきました。
先に営業所からの送り込みでも利用した道路を走行。
後ろに見えるのは日野自動車のテストコースらしいです。
発車まで割と余裕があったので、後ろから、前から形式写真を撮影しました。
他営業所のものに比べてドットが小さいのです。
同じファンの方と語らったり、走行音や乗り心地を堪能しながら時間を過ごしました。
この頃になると、日が照ったりして結構暑かったこの日。
駅北口の木々が程良く遮ってくれたのがありがたかった。
この歳にもなると、日陰が妙に恋しくなるんです(笑)
この日午前の運用は、ここからさらにIHIまで行ってから営業所に回送になるという運用でしたが
自分はここで一旦離脱し、昼食を取ってから出直すことにしました。
駅北口出てすぐの交差点で撮影して区切ります。
後篇、近日公開…のつもり。
もたもたしている間に、明日は早くもH913号車のさよなら運転だったりする(^-^;;;)