ほんの一年前は… | 長女Aは、夢を見る。

長女Aは、夢を見る。

長女A(満50歳)
父と同居を始めてみた。

大学生の息子×2
父の愛犬
ワタシの愛猫

楽しいことばかりじゃないと
重々考えてのことだったけど

想定以上の毎日に
もう笑うしかないわけで。

いや、ほんとは泣いて怒ってばかりだけどさ。

 

 

 

 

 

昨日は

ワタシにとって

ちょっと想いがある日。

 

 

それぞれの出会った時代を代表して

結婚式にスピーチをしてくれた友人ふたりと

 

大切なワタシのあのコ

 

 

 

 

 

 

 

 

そのふたり+1匹がそれぞれの年に生まれた日。

 

 

なにかの縁がある日だと

勝手に思っているよ。

 

 

バタバタしていて滑り込みでおめでとうLINEを。

変わらず友でいてくれて、ありがとう。

 

 

チャベス、全部にありがとう。

 

 

 

 

 

 

認知症の父との日々を書いています

現在、要介護1認定の父(77)との日々

 

認知症?と気づく少し前からのこと

レビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと

今の日常のどーでもいいこと

 

書くことで

何かが変えられたらいいな、って

思ってるんでしょうね、ワタシは。
 

 

 

 

 

たった一年なのに、って、思ってしまう。

 

 

毎年の会社の健康診断

父は「この日の予約ね」と書類を渡しておけば

ひとりで運転して行ってた。

 

同じ時期に会社の近くの同じ病院で

 

 

去年もワタシは何にもタッチしていない。

 

 

 

直前で思い出したこの土曜の健康診断

前日の夜に一緒に行くことを伝えたが

翌朝にはすっかり忘れて

部屋と畑を行ったり来たりしてた。

 

 

「そうだったか…」と神妙な顔で

急いで後部座席に乗り込み

運転席から話しかけて

返事がないので

後ろを振り返ったら

座席に半分倒れこんでウトウトしていた。

 

 

通り過ぎた自分の会社の建物も

病院についても覚えていない。

 

 

健診フロアでは父に聴こえないように

認知症の診断出てまして、と

係の人に伝えると

スタッフが一名ついて回りますので大丈夫、

と言われる。

 

 

しょっぱなの検尿から

トイレは素通りするし

コップを指定の場所に置いてきてください

と言われていたのに

しっかり持って出てきたけどね。

自分で採れるんだからまぁ、ヨシでしょにっこり

 

 

 

こういう、病院とか外だと

どうしても

とても仲の良い親子風に見えるんだろうなぁ

 

ワタシ外面いいし

父もニコニコしてるし泣き笑い

なんか申し訳ないね←誰に?

 

 

 

 

別れて待機室でお待ちください、と言われ

ソファに掛けて時間をつぶす。

 

 

ワタシは別の機関で健診受けてるので

初めてここに来たけど

 

 

 

マニアック?モテキとハリーポッターは読んだことあるw

ソロキャンジャンルがやけに充実で熟読モグラ

 

 

待合の本棚がどうにも私物の持ち寄り感あって

とてもほっこりする笑ううさぎ

結構中堅どころの総合病院だけど。

 

 

 

しばらくしたら

健診を受けている人も待機室で

部屋に呼ばれるまで座ることに気づく。

 

 

父もそのうち連れられてやってくる。

そこで本から顔をあげると

 

 

うちの会社のHさんがすぐ隣に座っていて、驚く。

「Hさんあんぐり!」

 

 

そうか

この1か月に毎週末土曜に5人ずつくらい

ワタシが仕切って

健診の予約を取りまとめていたのに

すっかり他の社員さんも来ること頭から抜けてた。

数か月ぶりに顔を見た。

 

 

「えぇ、自分も来たらA子さんと

○○さん(父の下の名前)いたのでびっくりしました真顔

 

 

 

そう、ワタシたちに気づいても

あえて声をかけないのがこのHさん(40代男性)ニコニコ

「不器用」という言葉だけでは済まないレベルの

いろいろ特徴がある方でにっこり

 

 

何を隠そう(隠してないw)

先週のアタマに残業して話し合いがあったのは

このHさんについての苦情案件だ泣き笑い

本人のいないところでね。

 

 

でも、ほんと、悪い人ではなくて…

(でも近くで一緒に働く人はたいへんだと知ってる)

父は長らく同じ部署で仕事をしていて

いつもお互いの愛犬の話を

楽しくしていたのだそう。

 

 

「Hさんだよ!」

父はHさんがわからないようだった。

しばらくして思い出したのか

話を合わせたのか

 

おじいちゃん「おぉ、ほんとすまんね

(↑すぐ思い出せなかったことに対してだと思う)

ほんとダメでねアセアセと言ったあと

 

 

「みんな、問題なくやっとるかねニコニコ?」

年長者らしい言葉をつなげた。

 

 

「え…えぇ、まぁ問題なくというか、えぇ笑」

 

 

事務所とは拠点の違う部署なのだが

いろいろ激動で問題も多いのは否めないw

 

 

「というか、手、大丈夫ですか!?」等々

 

 

と、父の包帯の左手を気遣う。

 

 

「腕ですか?いつ頃のケガですか?」

 

 

という矢継ぎ早の質問に

 

 

おじいちゃん「1週間くらい前かなぁ?来週までだわ(包帯)笑

 

 

と、超適当なことを言って笑う父。

 

 

 

GWにね、転んでね、まだまだよ、と

ワタシが小さく訂正をしてみんなで笑う。

 

 

どこかからの噂でHさんも少しは聞いているだろう。

父の引退してからの状況を。

変わらず敬うような態度で

父に接してくれて

父も楽しそうで(しっかりしていて)

ありがたかった。

 

 

 

そのまま楽しい雰囲気で

ここまで来たなら、と

有名な園芸店で

アナベルやラベンダーを買って帰った。

 

 

 

切なさはあったけど

6月の始まりは

良い日だったな。

 

 

 

 

怖いって。