父の天ぷら。 | 長女Aは、夢を見る。

長女Aは、夢を見る。

長女A(満50歳)
父と同居を始めてみた。

大学生の息子×2
父の愛犬
ワタシの愛猫

楽しいことばかりじゃないと
重々考えてのことだったけど

想定以上の毎日に
もう笑うしかないわけで。

いや、ほんとは泣いて怒ってばかりだけどさ。

 

 

 

 

昨日は

一週間の始まりに暗くなるような記事を

ごめんなさい。

記事は週末書いてたの。

 

 

ワタシが好きで書いてるブログなので

無理して前向きな話題ばかりを書くことは

ないんじゃないかと

思っているけど

 

 

それにしても、だったと思う昇天

 

 

それでも、読んでくださって

イイねしてくださった

そして、コメントしてくださったことに

感謝を伝えたいです。

 

 

だからというわけじゃないけど笑

別の話題を今日は早めににっこり

 

 

 

 

 

 

認知症の父との日々を書いています

現在、要介護1認定の父(77)との日々

 

認知症?と気づく少し前からのこと

レビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと

今の日常のどーでもいいこと

 

書くことで

何かが変えられたらいいな、って

思ってるんでしょうね、ワタシは。
 

 

 

 

 

 

認知症になる前の父は

家事はやれば最低限できるタイプ。

 

 

食事も自分の分は適当に買ったり

炒め物をしたり。

 

 

子どもの頃の父が作ったご飯の想い出を

姉弟で話題にしたとき

全員が覚えていたのは

 

 

「野菜が入ったインスタントラーメン

サッポロ一番味噌味、一択

それはもれなくおもち入り

→おもちを食べれば体力モリモリ信者

 

 

 

そんな父の唯一の

間違いなく「才能」といえる特技は

天ぷらを美味しく揚げること。

身内びいきもあるけど

これは天才的だと思う。

 

 

 

 

 

 

だから

年に何回かの親戚も呼んでの集まりも

お正月もお盆も

父の天ぷらはマスト。

 

 

 

 

 

弟③がメニューを考えて作った料理と

父が揚げながら出す天ぷらの

盛り付けと給仕はワタシで

 

揚げたての椎茸や春菊を

熱っチューて言いながらつまみ食いして

お腹いっぱいになっちゃうのが

毎回のお約束。

 

 

 

 

 

 

なんでだろうね

天ぷらに使う粉はほんとにコレだけ。

 

 

 

 

 

混ぜる水の量と

付ける衣の量と

揚げ方が

感覚的に備わっているとしか思えない。

 

 

 

 

 

 

母が亡くなる年の集まりでは

廊下を隔てた寝室で

賑やかな天ぷら祭りの声を聴きながら

 

「お父さんに天ぷらがあって

ほんとによかった」

って

母が笑って言ったんだよね。

 

 

父の天ぷらを喜んでくれる人たちがいて

この先もきっと集まってくれるのが嬉しいと。

 

 

 

ずっと頑なに

基本の具材にこだわってきた父だけど

孫であるワタシの息子たちのリクエストで

ズッキーニや鶏もも

「ジィジ、チャレンジしてみて!」

って玉子の天ぷらもやらされてた笑

 

 

「やってみれば意外といいな!」ってね。

 

 

 

去年のGWは確かに今までどおり

腕前を披露していたと思うのに

 

お盆はリフォーム直前で集まりはなし

 

お正月のときには

 

ワタシが準備を

「あとは揚げるだけ」にして

(新しいキッチンを汚されたくないってのもあった笑

それでも途中から集中力が欠けたのか

グダグダになる場面も。

 

 

 

このあいだのGWには野外で

道の駅で仕入れた

山菜の天ぷらをしたんだけど

 

 





天ぷらの衣だけ父に作ってもらって

弟③が揚げてた。

ふらつきがあって危なかったから。

 

 

 

先週から

父が食事を「今日はいいわ」ってことが

目に見えて増えた。

朝食もなかなか食べに来ない。

 

 

弟①が日曜日に来たときも

競馬には出かけたが

(オークスは行かなきゃね、と)

「食欲がない」と外食を断ったという。

 

 

競馬も途中で選び方がわからなくなったようで

 

 

「こんなに急激に進むものなの?アセアセ」って

弟①も動揺を隠せなかった。

 

 

 

日曜の夕飯は

屋外でも使ったこのお気に入りの揚げ鍋でよだれ

 

 

 

 

 

 

 

卓上コンロを使って

具材はあるもので

天ぷらをテーブルで揚げながら食べるってのを

やってみた。

美味しかったYOびっくりマーク

 

 

写メは撮ってないんだけど

 

 

「夕飯もいらないわ、寝る」

っていう父を引っ張ってきて

天ぷら衣を作らせ

舞茸やなすを少しずつ揚げながら。

次男もコーンとか好きなもの自分で揚げてキラキラ

 

 

「やっぱり揚げたては美味いなニヤリ」と

結構食べてたわ。

 

 

 

食べられないわけじゃなくて

食べる意欲がわかないのだ。

 

 

 

昨日も夕飯完食してたしね。

 

 

 

デイサービスでも

ちゃんと食べてるみたいだし

あまり考えすぎずに

たまには自分も楽しみながら

 

 

やっていこうかなにっこり

 

 

 

今年のお盆は、また父に揚げてもらおう。