振り返って
順番に書いている今のこのブログが
ワタシの中では
「派手にやってくれるよなーーー」
という激動の日々だったので
(まだまだここからですが)
スンッと
大きな問題行動が落ち着いている今
父は状態を維持している、と
思い込んでいたけど
確実に
できることや
理解できることが
少なくなってきている
ちゃんと直視しないと
と思った。
いつまでも
「ワガママで困った娘」でいたかった。
認知症の父に
優しくできない理由は
大人になれない自分にあるんだよね。
わかっているのに
情けないことです。
認知症の父との日々を書いています
「世界の終わり」から
I先輩の登場で
物事が一気に進み始めた、と
思っていたが
それよりも早く
父の変化が加速していった。
この時点で
まだ同居はしていない。
ブログで時系列を追うために
ワタシは
3人の弟たちに当時送った
LINEの内容を参照していて
それは報告だったり(徘徊)実況だったり。
昔から
姉に恐怖を抱く優しい弟たちは
面白がって話をよく聞いてくれる。
え、ワタシもちゃんと聞いてるよ?
昔からというか、大人になってからかな。
それには今もとても救われている。
今読み返すこのあたりのLINEは
トピックに溢れている。
実家への同居引っ越しも重なってカオスだ
父の小さい変化としては
・菓子パンを毎日大量購入していることが発覚
・鍵やスマホをなくす、忘れること増
・海の向こうの戦争を異常に恐れる
・愛犬の脱走が続く
逆に
家の中に誰かがいつもいる気がする
という現象がなくなった
小さくない問題?
ひとつひとつエピソードを語れば
とてつもなく長くなってしまうこと必至なので
省略しておこうと思うあぁ、書きたい
ただ、こんな状態だった、と
説明に添えておく。
ケアマネのI先輩が実家を訪れてから
二日後
介護認定調査の訪問日時について
エリアの指定法人から電話があった。
先輩が介護認定の申請をすぐしてくれたのだろう。
先輩の言ってたとおり
認定調査が混みあっているので
訪問は最短でちょうど一か月後だった。
最短の10月の終わりごろを予約する。
ここからすぐ
リフォーム完成の引き渡し
ワタシたち家族の引っ越しが行われた。
その間に電話でケアマネ先輩と連絡を取り
デイサービス先の施設を検討する。
ワタシも自分で主にネットで
いろいろ調べてみて
通えそうな地区だったりサービスの内容だったり
HPから伝わる雰囲気で
いくつかピックアップしてみた。
先輩の提案と一致する施設はナシ
でも、一通り見ていたので
先輩の説明にも納得できた。
提案1はうちの角を曲がったら見える
リハビリ型のデイサービス。
そこは
父が急に車の運転操作がわからなくなって
立往生しているときにJAFを呼んでくれた
あそこか!
ただ、リハビリ型なので
入浴や食事はないとのこと。
父の丈夫な足腰なら運動できるのもいいんじゃないか、
って言ってた。
提案2は、先輩の性格からウケ狙いか
南国風味あふれる名前のデイサービス。
「僕ここ行ったことはないんですけど
スタッフさんが全員アロハシャツで
お風呂もなんか岩風呂らしいんですよ~
一回見てみたいんですよね」
そして提案3だけが本命とすぐわかる←
うちからすぐの川向う
隣の区のアットホームだが大型のデイサービス。
あ、その前にもいくつかHPを送ってもらって
提案もらってたかな。
でもワタシたちは提案3のデイサービスに
お試し一日をお願いしてみることにした。
こういうのって家族と一緒に見学とか
あるんじゃない?となんとなく思っていたけど
そう聞いてみると
「見学ですか?行かれますか?
9割がたみなさん行かれませんけどね?」
と軽く言われたのですが
これは
あ、メンドクサ
不要だと判断
したのかしら
なんてワタシ性格悪いから深読みしすぎ?
どうなんでしょう?
あ、そういうものなんですねーって
とりあえずお試し行ってみる段取りにした。
先輩、信じてるよ!
そのデイサービスは川沿いにある。
ワタシがランニングを続けてた去年まで
(今年は復帰するつもり!)
週に何度も走っていた堤防から見えていた
あの建物。
堤防と2階の食堂の窓の高さが
目線一緒で
中がよく見えて
いつもにぎやかで楽しそうだな~って思ってた。
手作りパンの一般販売とか始めたり
活動的な施設なんだなって、思ってたの。
そこに父が通うことになるなんて
少しも想像していなかった。
結婚してすぐ決めたマンションも
離婚してこどもと暮らしたマンションも
この実家も
リハビリ型のデイサービスも
川沿いのデイサービスも
全部1km圏内にあるんだけど
こうやって自分の町の景色は
自分が関わるようになって
ちょっとずつ鮮明な色がついていくんだね。
なんてね
山に行きたいな…