壁に飾った服
  貴方の匂いを求めてjumpな猫

  残り香だけでも求めてる
  抱きしめて一緒に遊んでお昼寝した
  爪を立てたのは1度だけ
  さよならを言ったあの日の夜

  窓を開けて扉を開けて
  外に出たのは私
  商店街の硝子の窓に映る私は猫だった

虹色にならんで揺らめいてる
靴音も音楽みたい

☆。


2008/10/15

花壇から零れた花が咲いていて
生き場所を探してる
願っても迷っても何処にも行けないんだから
消えていくその瞬間まで眺めてあげる
だってわたしと似てるから
感じるさみしさも共有したいの

☆。

2008/09/04

現実と夢の隙間。


深闇色の黒アゲハ蝶が
透明な硝子をなぞるように飛ぶの。


わたしは手を差し出してそして指先で触れる。


柔らかい花びらのような羽根。

冷たい硝子。


何処からきて
何処にいくのかわからない行方に見
とれちゃう。


2008/08/05

そして夜。夜。

明日を想う夜。未来を想う夜。今日を想い出す夜。

。時間と時間の合間。

昨日と同じ今日。でも違う。夜。

積んだ本の上に乗っかって

流星群に手を伸ばしてみようかな。☆


2008/08/12


絡みつく視線とくちびる。

全て見透かされてるような感じ。

そんな風に語らずに語りかけてくるから。

わたしはすぐに自己完結してしまう。

時計の針も止めてしまうの。

☆。


2008/08/15

氷の塊を大切そうに舐めて

冷たさにも慣れたら

どんな場所でも夜になるから

暗闇でも迷わないように呪文をかけるの

☆。

両手の中にある月と石と海の夢を眺めながら

人魚の部屋でおやすみなさい


2008/08/17

夜の影を踏むの。

広がっていく真っ暗な闇と黒色。

蜃気楼のように黒い水溜まりが逃げてゆく。

四角い太陽はまだ見たことはない。

灯す明かりの溶けゆく苺香の蝋の形を眺めて。

氷つく寒さに夏の暑さも忘れてしまうの。


2008/08/19

 水を欲しがる砂漠のように


 酸素を送り出す植物のように


 与えたり受けたりしながら


 呼吸するように自然に貴方を奪いながら


 貴方をもっと自由にしたいと想う


☆。


2008/07/14

 雨上がりの濡れた土と水たまり
 服に泥が跳ねないように
 静かに歩いて
  
 有線みたいに途切れない話し声
 雨音よりも居心地がいい
 距離感がいい

 近づきすぎないで
 ちょっとだけ繋がってる感じが
 気持ちいい

 水平に並ぶ建物の窓の数を数え
 詩みたいな事考えて
 好きでも嫌いでもない事考えて
 
 どうでもいい事で笑って
 無関心を装って
 閉じ込めた感情は
 珈琲のミルクみたいに消えるの


2008/06/30