夜の影を踏むの。

広がっていく真っ暗な闇と黒色。

蜃気楼のように黒い水溜まりが逃げてゆく。

四角い太陽はまだ見たことはない。

灯す明かりの溶けゆく苺香の蝋の形を眺めて。

氷つく寒さに夏の暑さも忘れてしまうの。


2008/08/19