さきほど、闘争人 -松田直樹物語- を 読み終わりました。
作者の二宮寿朗さんのあとがきのラストは、こう締めくくられています。
「本章に序章はあっても、終章は用意しなかった。物語の続きに、きっとハッピーエンド」が待っている。
もし、これを本編を読む前に目にしていたら、この本を読むことはなかったかもしれない。
ハッピーエンドなんかじゃねえ! と目を背けていたかもしれない。
でも、すべてを読み終わって感じたのは、松田直樹物語はままだ続いているなあという
感覚なんですよ。彼に影響を受けた人はまだ生きているわけで、サッカーにかかわっているわけで、
自分も含めて松田直樹物語を終わらせるわけにはいかない。
彼の経験、彼の周りにいた人たちの経験は伝えていったり、実践していかないといけないですね。
しかしながら、この本で一番印象に残ったのは、日韓W杯のトルコ戦終了後、敗北に打ちひしがれる松田に
声をかけた秋田のひとことでした。
真剣な顔つきで、「なあ、マツ」と近づいてきた。
「いいか、次はオレがレギュラーだからな」
もう次の戦いは、始まっていると言わんばかりだった。その言葉がやけに嬉しかった。
この秋田の一言は痺れますね。まさにベテランの味。
いまや松田がそういうポジションになってきていたことを思うと・・・やっぱり彼の死はあまりに惜しい。
だけどそれを言っちゃきりがないわけで・・・ほんと複雑な気持ちにさせてくれる本でした。
追悼の意味とかそういうのを抜きにしても、サッカーマンとしてとても参考になりましたよ。
ナオキ オレ !