主に寄り頼むは人にたよるよりも良い。
主に寄り頼むはもろもろの君にたよるよりも良い。
「王国の神権者」2007年10月、トーマス・S・モンソン、大管長会
わたしが強調したい3番目の原則は,,信仰という特質です。わたしたちは,自分自身に対して,また,わたしたちが様々な問題に取り組むときに祝福と導きを与えてくださる天の御父の力に対して信仰を持たなければなりません。詩篇の作者は,ずっと昔に次の美しい真理を書きました。こうあります。「主に寄り頼むは人にたよるよりも良い。主に寄り頼むはもろもろの君にたよるよりも良い。」(詩篇118:8-9)言い換えれば,わたしたちを導く主の力を信頼するということです。御存じのように,人の友情は変わることがあります。しかし,主が変わられることはありません。
シェークスピアは,その劇「ヘンリー8世」の中で,ウルジー枢機卿を通してこの真理を教えました。ウルジー枢機卿は,国王との親しい関係のゆえに大きな威信と誇りを手にした男でした。しかし,その関係が終わりを告げるとき,ウルジー枢機卿は権威をはぎ取られ,名声も威信も失ってしまいます。すべてを得,すべてを失ってしまうのです。悲しみのうちに,枢機卿は僕のクロムウェルに真相を語ります。こう言いました。
それにしても,なあ,クロムウェル
おれが陛下に仕えたせめて半分の熱意で
神に仕えていたら,こんな年になって,
素っ裸で敵の中に放り出されることはなかっただろう。(「ヘンリー8世」第3幕第2場,454-458行。筑摩書房『シェークスピア全集5史劇II 』中野里皓史訳,338)
今晩,ここに集っている皆さんの心にはきっと信仰という特質があることでしょう。
