モーセは民に言った、「あなたがたは恐れてはならない。かたく立って、主がきょう、あなたがたのためになされる救を見なさい。きょう、あなたがたはエジプトびとを見るが、もはや永久に、二度と彼らを見ないであろう。
「完全な愛は恐れを取り除く」2017年4月、ディーター・F・ウークトドルフ、大管長会
兄弟姉妹,わたしたちは主の小さい群れであり,末日の聖徒です。この名前には,救い主の再臨を待ち望み,主を迎えるために自分自身やこの世を備えるという決意が込められています。ですから,神に仕え,同胞を愛そうではありませんか。ほかの宗教やグループの人たちを決して見下したりせず,心からの確信とへりくだる気持ちをもって神に仕え,同胞を愛しましょう。兄弟姉妹,わたしたちは神の御言葉を研究し,御霊の声に耳を傾けるように命じられています。それは,「時のしるしと人の子の来臨のしるしを知る」ためです。(教義と聖約68:11)
ですからわたしたちは,この世の試練を知らないわけでも,この時代の困難に気づいていないわけでもありません。しかし,だからと言って,自分や周りの人に常に恐れという重荷を負わせる必要はないのです。困難がいかに大きいかばかり考える代わりに,神の偉大さ,徳,絶対的な力に目を向け,主を信頼し,心からの喜びをもってイエス・キリストの再臨に備える方がよいのではないでしょうか。
主の聖約の民であるわたしたちは,悪いことが起こるかもしれないという理由で,恐れにとらわれる必要はありません。そうではなく,信仰と勇気,決意,神への信頼を抱きながら,待ち受ける困難や機会に向かって前進することができるのです。※
わたしたちは主の弟子としての道を独りで歩いているわけではありません。「あなたの神,主があなたと共に行かれるからである。主は決してあなたを見放さず,またあなたを見捨てられないであろう。」(申命31:6)
「主があなたがたのために戦われるから,あなたがたは黙していなさい。」(出エジプト14:14)
恐れに直面しても,勇気と信仰を奮い立たせ,「すべてあなたを攻めるために造られる武器は,その目的を達しない」という約束を信頼しようではありませんか。(イザヤ54:17)
わたしたちは危険と混乱の時代に生きているでしょうか。もちろんそうです。
神御自身がこう言われました。「あなたがたは,この世ではなやみがある。しかし,勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている。」(ヨハネ16:33)
わたしたちは,このとおりに信じて行動するために,信仰を働かせることができるでしょうか。自分の決意と神聖な聖約に従って生活できるでしょうか。難しい状況にあっても,神の戒めを守ることができるでしょうか。もちろんできます!
なぜなら神が,「あなたがたがまっすぐに歩〔む〕……ならば,万事があなたがたの益となるようにともに働くであろう」(教義と聖約90:24。2コリント2:14;教義と聖約105:14も参照)と約束されたので,わたしたちにはできるのです。ですから,恐れをわきに追いやり,喜びと謙遜さと希望と,主がわたしたちとともにいてくださるという力強い確信を抱いて生きようではありませんか。
※モーセが彼の時代の人々に告げた勧告は,現在にも当てはまる。「あなたがたは恐れてはならない。……主がきょう,あなたがたのためになされる救いを見なさい。」(新欽定訳〔英語〕出エジプト14:13から和訳)
