それゆえ、忠実でありなさい。わたしがあなたを任命した職において務めなさい。弱い者を助け、垂れている手を上げ、弱くなったひざを強めなさい。
「見よ,あなたがたの掲げる光とは,わたしである」2024年10月、ロナルド・A・ラズバンド、十二使徒定員会
ラッセル・M・ネルソン大管長は,十二使徒定員会の一員だった当時,こう述べています。「わたしたちが預言者を支持するというのは,個人的な決意であって,預言者の示す優先順位を支持するために,最善を尽くすということなのです。」(ラッセル・M・ネルソン「預言者を支持する」2014年10月)
預言者を支えることは,神聖な業です。黙って眺めるのではなく,預言者を積極的に擁護し,勧告に従い,預言者の言葉を教え,預言者のために祈るのです。
ベニヤミン王はモルモン書の中で,民にこう告げています。「わたしはあなたがたと同じで,心身ともにあらゆる弱さを持っている。それでもわたしは……選ばれ,……主の御手によって認められた。そして,主から授かった勢力と思いと力を尽くしてあなたがたのために努めるように,主のたぐいない力によって守られてきたのである。」(モーサヤ2:11)
同じように,100歳になったネルソン大管長も,主によって守られてきました。ハロルド・B・リー管長は,大管長会の一員だったときに,モーセがレピデムの丘の頂に立っていたときのことを例に挙げ,次のように述べています。「〔教会の大管長〕の手は疲れてくるかもしれません。時には重責のためにその手が下がりがちになるかもしれませんが,わたしたちが預言者の手を支え,すぐそばで預言者の指示のもとで導くなら,地獄の門は皆さんやイスラエルに対して優位に立つことはないでしょう。(教義と聖約21:6;81:5参照)教会の会員と指導者の安全は,主の教会を管理するために主に召された人にわたしたちが従うかどうかにかかっています。主はこの教会を管理してほしい人を知っておられ,間違うことは決してなさいません。」(Harold B. Lee, in Conference Report, Oct. 1970, 153.)
ネルソン大管長は,長年主に仕えてきた経験を生かしています。大管長の成熟さや幅広い経験と知恵,絶えず啓示を受ける姿は,まさに現代にふさわしいものです。※ 「末日聖徒イエス・キリスト教会は,『主を知る知識が地に満ちる』日のために世を備えています(イザヤ11:9)。この業の起こりは,200年前に発せられた神聖な宣言にあります。非常に短い御言葉です。『これはわたしの愛する子である。彼に聞きなさい。』(ジョセフ・スミス—歴史1:17)(ラッセル・M・ネルソン「教会の将来—救い主の再臨に世を備える」『リアホナ』2020年4月号)
※『イエス・キリストの完全な福音の回復—200周年の世界への宣言』には,次のようにあります。「わたしたちは喜んで宣言します。約束された回復は,絶えざる啓示によって進められていきます。神が『ことごとく,キリストにあって一つに帰せしめ』られるので(エペソ1:10),地は決して再び前の状態に戻ることはありません。」
