「永遠の父なる神よ、わたしたちは御子イエス・キリストの御名によってあなたに願い求めます。このパンを頂くすべての人々が、御子の体の記念にこれを頂けるように、また、進んで御子の御名を受け、いつも御子を覚え、御子が与えてくださった戒めを守ることを、永遠の父なる神よ、あなたに証明して、いつも御子の御霊を受けられるように、このパンを祝福し、聖めてください。アーメン。」
「信仰をもって将来を待ち望む」2020年10月、ラッセル・M・ネルソン大管長
ソルトレーク神殿という建物の基礎に自然災害に耐えられるだけの強度がなければならないように,わたしたちの霊的な土台も堅固でなければなりません。堅固であれば,人生が地震で揺さぶられても,信仰があるので「確固として揺らぐことなく」(モーサヤ5:15)立つことができます。
「研究によって,また信仰によって学問を求め〔る〕」ことによって信仰を強くするようにと,主は教えておられます。(教義と聖約88:118)主の戒めを守り,「いつも御子を覚え〔る〕」努力をすると,イエス・キリストを信じる信仰が強くなります。(モロナイ4:3)さらに,主を信じる信仰を働かせる度に,信仰は強くなります。これが,信仰によって学ぶということです。
例えば,世間でもてはやされる意見と対立するときでさえ,信仰を持って神の律法に従う度に,または,聖約を破る行動を称える娯楽や思想を退ける度に,わたしたちは信仰を働かせています。そうする度に信仰が強くなるのです。
さらに言うと,モルモン書を定期的に熱心に読むこと以上に信仰を築くことのできる方法は,まずありません。イエス・キリストについてこれほど力強く,しかも分かりやすく証している書物はほかにないのです。この書物を書いた預言者たちは,主から霊感を受けて現代を見ており,最もわたしたちのためになる教義と真理を選りすぐっています。モルモン書は,末日を生き抜くためのガイドブックなのです。
もちろん究極の防御は,天の御父とイエス・キリストとともにくびきを負うことです。神を受け入れない生活には恐れが満ち,神とともに歩む生活には平安があります。それは,忠実な人には霊的な祝福が注がれるからです。個人の啓示を受けられることは,その祝福の最たるものです。
求めるならば「啓示の上に啓示を」受けると主は約束しておられます。(教義と聖約42:61)啓示を受ける能力が高まると主が皆さんの生活にさらに多くの導きと,限りない御霊の賜物を与えてくださるようになることを,わたしは約束します。
