わたしモロナイはキリストを否定しないので、命の安全を得られる場所を求めてさまよっている。
「明るい夜明けだ」2004年4月、ゴードン・B・ヒンクレー大管長
イザヤは声を大にして語りました。「あなたがたの不義があなたがたと,あなたがたの神との間を隔てたのだ。またあなたがたの罪が主の顔をおおったために,お聞きにならないのだ。
あなたがたの手は血で汚れ,あなたがたの指は不義で汚れ,あなたがたのくちびるは偽りを語り,あなたがたの舌は悪をささや〔く。〕」(イザヤ59:2-3)
旧約聖書に登場するほかの預言者も同様のことを語りました。彼らのメッセージの主眼は,悪に対する非難でした。また,その当時の危険は旧世界に限ったことではありません。モルモン書の中には,西半球でヤレド人の軍隊が死ぬまで戦ったと記されています。またニーファイ人とレーマン人の間にも戦いが起こり,おびただしい数の人が死に,モロナイは独り命の安全を得られる場所を求めてさまよい歩かざるを得ませんでした(モロナイ1:3参照)。モロナイの偉大で最後の嘆願は,現代に住む人々にあてられたものであり,義にかなったことを行うようにとの呼びかけです。
「さらに,わたしはあなたがたに,キリストのもとに来て,あらゆる善い賜物を得るように,また悪い賜物や清くないものに触れないように勧めたい。」(モロナイ10:30)
Moroni Hiding the plates by Jorge Cocco Santangelo
