さて、彼らの船は深みに沈められても、皿のように透き間がなく、ノアの箱船のようにしっかりして水が漏らなかったので、彼らは少しも水による害を受けなかった。そこで彼らは、海の深みに沈むと、主に叫び求めた。すると、主は船を再び水面に引き戻された。
このようにして、彼らは進んで行き、海の怪物も彼らの船を裂くことができず、鯨も彼らの船を害することができなかった。また、海上にあるときも、海中にあるときも、いつも彼らには光があった。
「苦難の中で信仰により得る平安と喜び」2003年4月、ロバート・D・ヘイルズ、十二使徒定員会
エホバはエリヤに言われました。「出て,山の上で主の前に,立ちなさい。」エリヤはそのとおりにしました。そして大きな強い風と地震と火の後に,「静かな細い声」による訪れを受けたのです。洞穴に隠れていたエリヤに主は言われました。「エリヤよ,あなたはここで何をしているのか。」エリヤは答えました。「イスラエルの人々はあなたの契約を捨て,あなたの祭壇をこわし,刀であなたの預言者たちを殺したからです。ただわたしだけ残りましたが,彼らはわたしの命を取ろうとしています。」しかし,主はエリヤが行うべき大切な務めを用意し,こう言われました。「あなたの道を帰って行〔きなさい。〕」(列王上19:11-15参照)そしてエリヤは出て行きました。
わたしたちも安全な洞穴から出る必要があります。なすべき大切な務めがあるからです。主は御霊の静かな細い声を通して守り,助け,導いてくださいます。
主がヤレドの兄弟に,船を造る方法を教えられたことを思い出してください。家族が安全に大海を渡り,風や波から守られ,約束の地へたどり着くための船です。
船は不思議な形をしていましたが,この上なく安全でした。「さて,彼らの船は深みに沈められても,……彼らは少しも水による害を受けなかった。……海の怪物も彼らの船を裂くことができず,鯨も彼らの船を害することができなかった。」(エテル6:7,10)
