わたしは十五歳で、多少まじめな心の持ち主であったので、主の訪れを受け、イエスの慈しみを味わって知った。
「悪との戦いに勝つ」2008年10月、ジェームズ・J・ハムラ、七十人
今日の危機的状況について話すのは,皆さんを怖がらせるためではなく,まじめに考えてほしいからです。まじめであるとは,自分の置かれた状況を熱心かつ真剣に見極め,自分の行動の結果を,入念に思慮深く検討できるという意味です。つまり,まじめな人には,良い判断と慎重な行動が期待できることになります。多くの預言者が若者にまじめであるよう教えているのも納得できます。ヒラマンの2,000人の若い兵士が戦いに優れていたのは,勇気と体力と誠実さだけなく,「まじめ」であったからだとモルモンが言ったことを思い出してください。(アルマ53:20-21参照)モルモンがその特質を高く評価したのは,彼自身もその特質を身に付けていたからです。わずか10歳のときにニーファイ人の聖なる記録をゆだねられたのも,モルモンが「まじめな子供で,観察が鋭かった」からでした。(モルモン1:2)そして15歳のときに,「主の訪れを受け,イエスの慈しみを味わった」のも,「まじめな心の持ち主」だったからです。(モルモン1:15)
ですから,サタンとの戦いの最終段階に差し掛かっている今こそ,まじめであってください,若い友人の皆さん。麻薬やアルコールやたばこを取り入れてはいけないということを理解してください。ポルノグラフィーなどの不道徳な活動にかかわってはいけません。うそを言ったり,偽ったり,盗んだりしてはいけません。不誠実な言葉,下品で卑しい言葉を使ったりしてはいけません。入れ墨やピアスなどで体を汚してはいけません。そのようなことをしていたら,あなた自身の魂をかけた戦いに勝つことができないだけでなく,御父のほかの子供たちの魂をかけた大いなる戦いで勇敢な戦士として戦うことなどできないからです。(ゴードン・B・ヒンクレー大管長「終わりなき戦いと確かな勝利」『リアホナ』2007年6月号,2-7参照)
