3ニーファイ17:3 霊性と守りの砦を築く | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

2024年10月総大会

 

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

3ニーファイ17:3

だから、自分の家に帰り、わたしが述べたことを深く考えなさい。そして、理解できるように、また明日のために心が備えられるように、わたしの名によって父に願いなさい。わたしはもう一度あなたがたのところに来るであろう。

 

「霊性と守りの砦を築く」2019年4月、ロナルド・A・ラズバンド、十二使徒定員会

聖徒たちの大きな会衆を見渡し,世界中で総大会を視聴している会員たちのことを思い浮かべるとき,モルモン書の中にある,イエス・キリストが十字架上で亡くなられた後でニーファイの民に御姿を現されたときの集まりのことが頭に浮かびました。イエスはその民に福音を教えると,こう勧められました。「だから,自分の家に帰り,わたしが述べたことを深く考えなさい。そして,理解できるように,……わたしの名によって父に願いなさい。」3ニーファイ17:3

 

「自分の家に帰り,……深く考えなさい」とは,この神聖な場から語られた預言者や教会指導者の言葉を心に留めるための次のステップです。キリストを中心とする家庭は,預言されたとおり,悪魔が「人の子らの心の中で荒れ狂い,人の子らをそそのかして善いことに対して怒らせる」2ニーファイ28:20時代にあっては,地上における神の王国の砦となります。

 

人々は歴史を通じて,敵を内部に入れないようにするために砦を築いてきました。多くの場合,砦には監視塔がつきもので,そこでは見張りが,ちょうど預言者のように,威嚇してくる軍勢や近づいて来る敵の攻撃を見て警告を発します。

 

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わたしたちも同じです。家庭は世の悪に対抗するための砦です。家庭にあって,主の戒めに従い,聖文を研究し,ともに祈り,聖約の道に留まるように互いに助け合うことによって,わたしたちはキリストのもとに近づきます。新教科課程の『わたしに従ってきなさい』では家庭における個人や家族の学習が新たに強調されていますが,その目的は「さらに深く改心し,さらにイエス・キリストのようになることです。」それを続けることで,わたしたちはパウロの言う「新しく造られた者」となり,身も心も神と一致することができるようになります。わたしたちは,敵の攻撃に対抗したり,回避したりするためにそうした強さを必要としています。

 

 

 

 

聖句とそれを引用した預言者たちの言葉2024年版(BOX)