3ニーファイ17:2-3 霊性という才能を伸ばす | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

2024年10月総大会

 

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

3ニーファイ17:2-3

あなたがたは弱く、あなたがたに今告げるようにと父から命じられているわたしの言葉を、すべては理解できないことを、わたしは知っている。

だから、自分の家に帰り、わたしが述べたことを深く考えなさい。そして、理解できるように、また明日のために心が備えられるように、わたしの名によって父に願いなさい。わたしはもう一度あなたがたのところに来るであろう。

 

「霊性という才能を伸ばす」2001年4月、キャロル・B・トーマス、中央若い女性会長会

御霊を識別できずに苦しんでいる若い女性がいます。ある少女はこのように書いています。「わたしは聖霊について何の経験もしたことがありません。それは恐らく、わたしが正しい生活をしていないからだと思います。けれども今、一生懸命に努力しています。近いうちに聖霊〔の慰めの力〕を感じる機会が来ることを望んでいます。」(若い女性事務局保管の手紙より)

 

このような気持ちはだれもが経験しているものです。この若い女性は気づいていないのかもしれませんが、御霊を感じたいという望みは、聖霊が与えておられるのです。御霊が与えられるときにいつも温かくて心地よい気持ちを感じるかといえば、必ずしもそうではありません。ほとんどの場合、霊感の声は静かな細い声で与えられます。

 

救い主は新世界を訪れたとき、信仰篤いニーファイ人にこう言われました。「あなたがたは弱く……わたしの言葉を、すべては理解できないことを、わたしは知っている。……自分の家に帰り、わたしが述べたことを深く考えなさい。そして、理解できるように、……父に願いなさい。」(3ニーファイ17:2-3)

 

救い主の御言葉はわたしたちのために記されました。たとえわたしたちが弱くても、弱いままでいるのでなく、強くなるために何かをしているかぎり、大丈夫なのです。ケーティーはそのようにした若い女性です。彼女の経験を紹介したいと思います。

 

「わたしはこれまでずっと立派な女性になりたいと思ってきました。けれども、あるとき、『真実の教会かどうかがほんとうに分かる人などいるのだろうか』と迷いを感じるようになりました。わたしはモロナイのチャレンジを実行してみることにしました。5ヶ月間、毎日祈り、聖文を読みました。ある晩、わたしはとうとうあきらめて、涙がこぼれそうになりながらベッドに座っていました。お祈りしてみることにしました。こう祈りました。『天のお父様、どうかそこにいらっしゃることを教えてください。教会で教わったとおり、お父様が求めておられることを実行してきました。ほんとうにどうしても知りたいのです。』その直後に、だれかがわたしに腕を回して包み込んでくれたように感じました。大きな声を聞いたわけでも、天使を見たわけでもありませんでした。けれども天のお父様が『愛するケーティー、あなたはずっと知っていたのですよ』とおっしゃっているように感じました。それはまるで、優しくて愛情深いお父さんが幼い女の子をいたわっているような感じでした。」(手紙)

 

聖霊のおもな働きの一つは真理を証することです。御霊はケーティーに福音が真実であることを証されました。ケーティーは代価を支払っていました。救い主が言われたように、彼女は自分の家に帰り、主の御言葉を研究し、祈りました。まるまる5ヶ月もです。ケーティーは霊性という才能を伸ばしています。彼女はこの賜物を使って自分の生活を治めることができます。