そして彼らは、力の限り主の名を呼び、ついに一人のレーマン人の女を除いて、全員が地に倒れてしまった。この女は名をエービシといい、父の驚くべき示現のために、何年も前からすでに主に帰依していた。
「人生にとって霊的に重要な記憶」2020年4月、ニール・L・アンダーセン、十二使徒定員会
人生にとって霊的に重要な瞬間は,わたしたち一人一人に合わせて様々な時に様々な方法で訪れます。
聖文の中で自分が好きな例について考えてみてください。使徒ペテロの話を聞いていた人々は「強く心を刺され」ました。(使徒2:37)レーマン人の女性エービシは「父の驚くべき示現」を信じました。(アルマ19:16)エノスの思いに語りかける声がありました。(エノス1:5参照)
わたしの友人であるクレイトン・クリステンセンは,よく祈りながらモルモン書を読んでいたときの経験についてこう記しています。「麗しく,温かく,愛にあふれた御霊が……わたしを取り囲み,心を貫き,想像もしなかったような愛の気持ちで包んでくださいました。〔そして,そのような気持ちを毎晩感じました。〕」(クレートン・M・クリステンセン「最も役立つ知識」『リアホナ』2009年1月号,23)
時に,霊的な気持ちは火のように心の中にともり,思いを照らします。ジョセフ・スミスは,わたしたちに時々「突然様々な考えがわいてくる」ことや,時折「純粋な英知が流れ込んで」くることがあると説明しています。(『歴代大管長の教え―ジョセフ・スミス』132参照)
ダリン・H・オークス管長は,今までそのような経験をしたことがないと主張する誠実な男性に答えて次のように勧告しました。「恐らくあなたの祈りは何度もこたえられていますが,偉大なしるしや大きな声を期待しているがために,答えが得られていないと思っているのです。」(Dallin H. Oaks, Life’s Lessons Learned: Personal Reflections (2011), 116–69.)救い主は,「火と聖霊に〔よって祝福されたが,〕……それを知らなかった」,大いなる信仰を持つ人々について自ら語られました。(3ニーファイ 9:20)
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人生にとって重要な瞬間が訪れる時期を自分で選ぶことはできませんが,それに備えることについてヘンリー・B・アイリング管長は次のように助言しています。「今晩と明日の晩,皆さんは祈り,深く考えながら,次の質問を自分に問いかけるかもしれません。『神はわたし個人に向けてメッセージを送られただろうか。自分自身や〔家族〕の生活に神の御手を見ただろうか。』」(ヘンリー・B・アイリング「記憶にとどめ,覚えておきなさい」2007年10月)信仰,従順,謙遜,誠意によって天の窓は開かれます。※
※2ニーファイ31:13;モロナイ10:4参照1991年にダリン・H・オークス管長は,フランス・ボルドーにあるわたしたちの伝道部を訪問しました。オークス長老が伝道部の宣教師に説明したところによると,「誠心誠意」とは,人が祈るとき,主に対して次のように言うことです。「わたしは好奇心からお尋ねするのではありません。うそ偽りのないまったくの真心をもって,祈りの答えに従って行動するためにお伺いしています。もしこの祈りにこたえてくださるのなら,わたしは自分の生活を変えるために行動し,主の御心に従います。」
