このように、神は人が信仰によって偉大な奇跡を行うことができるように、一つの手段を与えてくださいました。それでその人は、同胞に大きな利益をもたらすようになるのです。
「夫婦宣教師―犠牲と奉仕から得られる祝福」2005年4月、ロバート・D・ヘイルズ、十二使徒定員会
ここで,過去4年間に届いた手紙や報告の中から,この奇跡的な祝福の一部を紹介させてください。アイダホ出身のある謙遜な夫婦は,主からロシアへ行くよう召されたとき,信仰によって恐れを克服しました。召しを受諾する手紙にこう書いています。「わたしたちがこのような召しを受けるとは,だれも想像できなかったでしょう。どうやってロシア語を学んだらいいのか,どうしたらお役に立てるのか,見当もつきません。不安におののきながらも,信仰に頼ってこの召しをお受けします。主と主の預言者はわたしたち以上に,わたしたちがどこで奉仕すべきか御存じなのですから。」10か月後,少しだけロシア語が分かり始めたこのアイダホの夫婦に引率されて,ロシアの小さな支部から30人の聖徒がスウェーデン・ストックホルム神殿に到着しました。聖文はこう教えています。「このように,神は人が信仰によって偉大な奇跡を行うことができるように,一つの手段を与えてくださいました。」(モーサヤ8:18) こうして神の業はその子供たちによって達成されます。それは「信仰もまた地に増すため,……わたしの完全な福音が弱い者や純朴な者によって世界の果てまで……宣のべられるため」です。(教義と聖約1:21, 23)
