さて、ベニヤミン王が、主の天使から告げられた言葉を語り終えて、群衆を見渡したところ、見よ、彼らは地に伏していた。主への畏れが彼らに生じたからである。
そして彼らは、自分たちがこの世的な状態にあり、大地のちりよりも劣っていると思った。そして彼らは皆、声を合わせて大声で叫んだ。「おお、憐れんでください。わたしたちが罪の赦しを受けて心が清められるように、キリストの贖いの血の効力を及ぼしてください。わたしたちは、天地と万物を創造され、また将来人の子らの中に降って来られる神の御子イエス・キリストを信じています。」
そして、彼らがこれらの言葉を語り終えると、主の御霊が彼らに降られた。そして彼らは、罪の赦しを受け、良心の安らぎを得たので、喜びに満たされた。それは、彼らがベニヤミン王の語った言葉のとおりに、将来来られるイエス・キリストを深く信じたためである。
「イエス・キリストの贖罪を信じる信仰は,わたしたちの心に記されているでしょうか。」2012年10月、リンダ・K・バートン、中央扶助協会会長
イエス・キリストの贖罪が,心に刻まれる「大きな変化」(アルマ5:12-14参照)をもたらしますように。わたしたちが,神の天使から「胸躍る大いなる喜びのおとずれ」(モーサヤ3:3)として告げられたこの教義に目覚めるとき,ベニヤミン王の民が感じたように感じることを約束します。贖罪が自分たちの生活に及ぼされるように熱心に祈った後,「彼らは…喜びに満たされ」(モーサヤ4:1-3参照),「神の御心を行い,神から命じられるすべてのことについて神の戒めに従うという聖約を交わし」ました。(モーサヤ5:2-5参照) 聖約を交わし,守り,喜ぶことは,イエス・キリストの贖罪が真にわたしたちの心に記されているという証拠です。これらの原則を忘れないでください。
「人生の中で経験するすべての不公平なことは,イエス・キリストの贖罪によって正される。」(『伝道活動のガイド―わたしの福音を宣べ伝えなさい』,52参照)
「贖罪には,生まれながらの人に打ち勝ち,イエス・キリストの真の弟子になれるようにしてくれる力がある。」(デビッド・A・ベドナー,『リアホナ』2012年4月号,12-19参照、英文)
「贖罪は,御父の子供たちに対する御父の愛を示す最大の証拠である。」(ダリン・H・オークス,「愛と律法」(英文)2009年10月)
「それらの日の後に……わたしは,わたしの律法を彼らのうちに置き,その心にしるす。わたしは彼らの神となり,彼らはわたしの民となると主は言われる。」(エレミヤ31:33参照) これらの贖罪の原則をわたしたちの心に記してくださるよう主に願い求めてください。これらの原則が真実であると証します。イエス・キリストの御名により,アーメン