モーサヤ2:22,24 わたしたちと神との関係 | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

モーサヤ2:22,24

見よ、神があなたがたに要求しておられるのは、神の戒めを守ることだけである。そして神は、戒めを守るならばこの地で栄えると約束してくださっている。神は一度言われたことは決して変更されないので、あなたがたが神の戒めを守れば、神はあなたがたを祝福し、栄えさせてくださる。

そして第二に、神はあなたがたが神から命じられたとおりに行うことを要求しておられる。そして、あなたがたが命じられたとおりに行うならば、神はすぐに祝福を授けてくださる。また現にこれまで、あなたがたに報いてくださった。そのためにあなたがたは、今も神に恩を受けているし、これからもとこしえにいつまでも恩を受けるであろう。だから、あなたがたに何か自慢できるものがあるだろうか。

 

 

「わたしたちと神との関係」2022年4月、D・トッド・クリストファーソン、十二使徒定員会

一部の人々は,神の約束とは,神に従えば特定の結果が定められた時にもたらされるという意味であると,誤解しています。彼らはこう考えているかもしれません。「熱心に宣教師として奉仕したら,神は幸せな結婚や子供たちを祝福してくださるだろう」とか,「安息日に学校の勉強をしなければ,神は良い成績を祝福してくださるだろう」,あるいは「什分の一を納めれば,神はわたしが望んでいる仕事を祝福してくださるだろう」という具合です。人生がきっちりとこのとおりに,あるいは期待した時刻表どおりに運ばなければ,彼らは神に裏切られたと思うかもしれません。しかし,神の摂理では物事はそれほど機械的ではありません。神の計画を,(1)望む祝福を選んで,(2)求められる量の善い行いを入れれば,(3)即座に注文どおりのものが出てくる,という宇宙自動販売機だと考えてはなりません。※

 

神は間違いなく,わたしたち一人一人への御自身の聖約と約束を守ってくださいます。この点を心配するには及びません。教義と聖約82:10参照)万物の下に身を落とし,その後高い所に昇られ,教義と聖約88:6参照)天においても地においても一切の権威をお持ちになったマタイ28:18参照)イエス・キリストの贖いの力があるので,神は御自分の約束を果たすことができ,約束を果たされるのです。主の律法を尊び,律法に従うことは必要不可欠ですが,律法に従うことに基づくあらゆる祝福が,わたしたちの期待どおりに生じ,形成され,予定されるわけではありません。教義と聖約130:20-21参照)わたしたちは最善を尽くしますが,祝福の扱いについては,この世的なものも霊的なものも神にお任せしなければなりません。

 

 

※ベニヤミン王は,神がわたしたちに要求しておられるのは,神から命じられたとおりに行うことだけであり,「そのとおりに行うならば,神はすぐに〔訳注:英語で“immediately”。“immedeiately”には「速やかに」という意味と「直接に」という意味がある〕祝福を授けてくださる」と教えましたモーサヤ2:22,24参照)。ただし,これは,あらゆる祝福が速やかに与えられる,という意味ではありません。神の祝福は,神の戒め自体が報いをもたらすという意味で,immediate(「直接に」)なのです。それはまた,主の戒めに対する従順は,聖なる御霊を伴侶とすることによって,主とともに生活するという祝福をもたらすことでもありますアルマ36:30参照)