まことに、世代が移るにつれて、彼らの中に流血があり、大きな刑罰が下る。だから息子たちよ、覚えておいてほしい。まことに、わたしの言葉に聞き従ってほしい。
「覚えておきなさい。滅びてはならない」2007年4月、マーリン・K・ジェンセン、七十人定員会
「覚える」という言葉が聖典の中でどのように使われているかよく注意して見ると,神が意図しておられる方法で覚えることは,救いに必要な福音の基本原則であることが分かります。なぜなら,覚えるよう促す預言者の勧告はたいてい,耳を傾ける,見る,行う,従う,悔い改める,といった行動を求めるからです。(2ニーファイ1:12 ,モーサヤ6:3 ,ヒラマン5:14 参照)神が望まれる方法で「覚える」ならば,人生の戦いのために防備を固めるだけにすぎない人間の性癖を克服して,実際に戦いに参加するようになります。誘惑を退け,罪を避けるためにできる限りのことをするのです。
ベニヤミン王は,覚えておくことに熱心であるよう自分の民に勧告しました。
「最後に言うが,あなたがたが罪を犯すもとになることをすべて告げることはできない。その方法や手段はいろいろあって,数え上げられないほど多いからである。
しかし,これだけは言える。もし自分自身や自分の思い,言葉,行いに注意を払わず,神の戒めを守らず,主の来臨について聞いた事柄を生涯の最後まで信じ続けないならば,あなたがたは滅びるに違いない。おお,人々よ,覚えておきなさい。滅びてはならない。」(モーサヤ4:29-30 )
