1コリント15:13-14 復活 | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

1コリント15:13-14
もし死人の復活がないならば、キリストもよみがえらなかったであろう。 もしキリストがよみがえらなかったとしたら、わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい。



「復活」2000年4月、ダリン・H・オークス、十二使徒定員会
わたしたちは文字どおり万人にもたらされる復活を信じることのとてつもない重要性を十分に理解しているでしょうか。不死不滅の約束はわたしたちの信仰の土台です。預言者ジョセフ・スミスはこう宣言しました。「わたしたちの宗教の基本原則は、イエス・キリストが死んで、葬られ、3日目に再びよみがえって、天に昇られたという、イエス・キリストに関する使徒と預言者たちの証です。わたしたちの宗教に関するほかのすべての事柄は、それに付随するにすぎません。」(Teachings of the Prophet Joseph Smith、ジョセフ・フィールディング・スミス選〔1938年〕121)

預言者ジョセフ・スミスが救い主の栄光の業の中で、その死と埋葬と復活についての証をわたしたちの宗教の基本原則に据え、「ほかのすべての事柄は、それに付随するにすぎません」と語ったのはなぜでしょうか。答えは、救い主の復活が預言者たちの言う「死から人々を解放する、偉大な永遠の計画」の中心であるという事実に見いだされます(2ニーファイ11:5)

永遠の旅路にあって、復活は死すべき状態の終わりと不死不滅の始まりを示す確固とした道標です。主はこの重要な移行についてこう宣言されました。「このようにして、主なる神であるわたしは、人に試しの生涯を定めた。人が、すなわち信じるすべての者が、肉体の死によって不死不滅によみがえり、永遠の命を受けられるようにするためである。」(教義と聖約 29:43) 同様に、モルモン書はこう教えています。「死がすべての人に及ぶようになったので、大いなる創造主の憐あわれみに満ちた計画を成就するためには、復活の力が必ずなければならない。」(2ニーファイ9:6)  また近代の聖文から、人は霊と肉体の再結合、すなわち復活なしには「満ちみちる喜び」は得られないことが分かります(教義と聖約93:33-34)

復活が永遠の旅路を支配する「贖いの計画」(アルマ12:25) の中で重要な役目を果たすことを理解すると、使徒パウロがなぜ「もし死人の復活がないならば、… わたしたちの宣教はむなしく、あなたがたの信仰もまたむなしい」と説いたのかが分かってきます(1コリント15:13-14)。また、父なる神が「その豊かなあわれみにより、イエス・キリストを死人の中からよみがえらせ、それにより、わたしたちを新たに生まれさせて生ける望みをいだかせ」られた事実について、使徒ペテロが触れたのはなぜかが分かります(1ペテロ1:31テサロニケ4:13-18も参照)。