マタイ24:24
にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。
「信仰をもって将来を待ち望む」2020年10月、ラッセル・M・ネルソン大管長
さて,皆さんが今年何を学んだか,わたしはぜひとも知りたいと思います。主に近づきましたか。それとも,主から離れたように感じますか。現在起こっていることを見て,未来がどうなると感じていますか。
確かに主は,今の時代について厳格な言葉で語られました。この時代には「人々は気落ち〔し,〕」(教義と聖約45:26 。ルカ21:26 も参照) 真の選民すら惑わされかねない(マタイ24:24;ジョセフ・スミス—マタイ1:22参照) と主は警告しておられます。「平和が地から取り去られ」,(教義と聖約1:35) 災いが人類に下る(教義と聖約1:17、2テモテ3:1-5参照) と,主はジョセフ・スミスに言われました。
しかし主は,この神権時代がいかにすばらしいかという展望も与えてくださっています。預言者ジョセフ・スミスにこう宣言するよう霊感を与えられました。「この終わりの時における……業は, 非常に重要であって,……その栄光は筆舌に尽くし難く,その壮大さはあらゆるものをしのいでいます。」(『歴代大管長の教え―ジョセフ・スミス』 512)
壮大という言葉は,この数か月のことを言い表すのに皆さんが選ぶ言葉ではないかもしれません。現代に関する暗い預言と輝かしい宣言の両方に,わたしたちはどう対処すべきでしょうか。主は,その方法を簡単ですが驚くべき言葉をもって教えて安心をくださいました。「備えていれば恐れることはない。」(教義と聖約38:30)
何とすばらしい約束でしょう!文字どおり未来に対する見方を変えてくれる約束です。わたしは最近,ある女性の力強い証を聞きました。パンデミックと,ソルトレーク盆地で起こった地震を通して,自分は思ったほど備えができていないと感じたそうです。わたしが,食糧貯蔵のことなのか,それとも,証のことかと尋ねると,彼女は笑って,「両方です!」と答えました。
この神権時代と未来に臨むための鍵が備えだとしたら,どうすれば最善の備えができるのでしょうか。
