マタイ24:13 進み続ける | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

マタイ24:13
しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。


「進み続ける」2004年10月、ジョセフ・B・ワースリン、十二使徒定員会
イエス・キリストの福音には,基礎的な教義の一つとして最後まで堪え忍ぶことがあります。イエスは教えられました。「最後まで耐え忍ぶ者は救われる。」(マタイ24:13) 「もしわたしの言葉のうちにとどまっておるなら,あなたがたは,ほんとうにわたしの弟子なのである。」(ヨハネ8:31) 最後まで堪え忍ぶことを,単に問題を何とか切り抜けることだと考えている人がいます。しかし実際は,はるかにそれ以上のことです。それはキリストのみもとに来て,キリストによって完全になる過程なのです。

モルモン書の預言者ニーファイはこう教えています。「したがって,あなたがたはこれからもキリストを確固として信じ,完全な希望の輝きを持ち,神とすべての人を愛して力強く進まなければならない。そして,キリストの言葉をよく味わいながら力強く進み,最後まで堪え忍ぶならば,見よ,御父は,『あなたがたは永遠の命を受ける』と言われる。」(2ニーファイ31:20)

最後まで堪え忍ぶとは,信仰,悔い改め,バプテスマ,および聖霊を受けることによって永遠の命に至る道に入った人が,その道を歩み続けるという教義です。最後まで堪え忍ぶには心を尽くすことが求められます。あるいはモルモン書の預言者アマレカイが教えているように,「キリストのもとに来て,自分自身をキリストへのささげ物としてささげ,断食と祈りを続け,最後まで堪え忍」ばなければなりません。「そうすれば,主が生きておられるように確かに,〔わたしたち〕は救われる」でしょう。(オムナイ1:26)

最後まで堪え忍ぶとは,人生を福音の土壌にしっかりと植え付け,承認された教会の教義を守り,謙遜に同胞に仕え,キリストのような生活を送り,聖約を守ることを意味します。堪え忍ぶ人はバランスが取れていて,堅実で,謙遜であり,絶えず改善していて,偽りがありません。彼らの証はこの世的な根拠に基づくものではなく,真理,知識,経験,御霊に基づいています。