マタイ22:25-40
そして彼らの中のひとりの律法学者が、イエスをためそうとして質問した、 「先生、律法の中で、どのいましめがいちばん大切なのですか」。 イエスは言われた、「『心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ』。 これがいちばん大切な、第一のいましめである。 第二もこれと同様である、『自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ』。 これらの二つのいましめに、律法全体と預言者とが、かかっている」。
「わたしの孫たちへ」2013年10月、ヘンリー・B・アイリング、大管長会
結婚について考えているわたしの孫にとって,そしてすべての人にとって,困難に立ち向かいながらも幸福な家族を作るための最も重要な戒めがあります。それは状況にかかわらず,すべての人間関係に当てはまるものです。それは聖文や現代の預言者の教えの中で繰り返されてきたものです。愛と幸福の中で永遠にともに生活したいと望むすべての人に向けられた主の助言が,聖書の中にこう記されています。
「そして彼らの中のひとりの律法学者が,イエスをためそうとして質問した,
『先生,律法の中で,どのいましめがいちばん大切なのですか。』
イエスは言われた,『「心をつくし,精神をつくし,思いをつくして,主なるあなたの神を愛せよ。」
これがいちばん大切な,第一のいましめである。
第二もこれと同様である,「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ。」
これらの二つのいましめに,律法全体と預言者とが,かかっている。』」(マタイ22:35-40)
この言葉から始めるならば,家族を幸福へ導く選択についてのわたしの経験を要約するのは難しくありません。まず,こう自問します。「どのような選択が,心を尽くし,精神を尽くし,思いを尽くして主を愛するようにわたしを導いただろうか。」わたしにとってそれは,主の贖いによる赦しの喜びを感じられるような選択をしたときでした。