決算する前の利益は 会社の儲けですが 決算して 「決算利益」という状態になると 株主、投資家の儲けになってしまうといいました。
この 株主、投資家の儲けになった決算利益、実は 一般社会に 還元されることはありません。
要するに 経営活動資金として 人件費として 使うことができないということです。
ここ ポイントです。
経営活動にお金を使うと 会計上では その年度の 経費として 処理されることになってしまいます。
決算書には 会社の剰余として 記録されていますが 会計処理上では 過去の話、 その権利は すでに 会計上の会社の持ち主、株主に 移っているのです。
利益は 決算という制度によって 株主の財産になり 会計上の 剰余は 資本金の役割しか 果たすことはできないのです。
皆さんが 汗水たらして 儲けた利益は 決算することで 決算利益になり 権利は すでに 株主、投資家に移っているのです。
ここで 経営者は 注意しなければならない重要なポイントがあります。
それは 会計上の 剰余を 経営活動資金の 剰余と思い込み お金を 使ってしまうことです。
会計上の剰余が お金ならば まだ 救われますが 物や 会計上の価値の数字ならば 黒字の資金不足に 陥ってしまうことになります。
高度経済成長時代は 会計上の数字で 借入できたり 次年度以降の売上増加や 資産価値の増加でで 切り抜けることができました。
しかし デフレの経済環境では それもできなくなってしまいます。
これ すべて 経営者の 管理責任なのです。
決算書で すべてを 管理できるという思い込み、 また 決算利益を 経営活動に使えるという思い違いが 間違った判断を 引き起こしています。
会計基準や 法律は 株主の 権利や利益を 護ることが 目的です。
会社の権利や 利益は 会社、経営者自身で 独自に 管理して 護るしかないのです。
決算利益に 頼っていては デフレ経済を 生き残ることはできないのです。
今までの 経済理論や 会計上の指導、見方とは 全く異なっているでしょう。
実際に 経営管理に携わっている方は 何度も 読み直して 参考にしてください。
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