新作まんが「コロナ禍で軽率、気にしすぎの行動をとる人の心の闇」 | 「育児書にない!」~ASD母子の育児&お勉強&歴史の授業~

「育児書にない!」~ASD母子の育児&お勉強&歴史の授業~

ASD(自閉症スペクトラム)当事者で、娘もASDである、元社会科塾講師のセザール=れくす、が描く、「ASDのお子さん向けの受験勉強についてのブログです。
育児についての話や不登校の娘への対応の話、自分自身の生き方についても語ります。

更新がまちまちですみません。



久しぶりに完全新作まんが(スキャン、トーン処理前の原稿)ができたので、
アップいたします。


こちらは第3話ですが、
ここから読んでも大丈夫です。

ただ、第1&2話に繋がる話ではあるので、
そちらも合わせてご覧頂けるとうれしいです。







この第3話で最終回ですが、
まだおまけまんがはあるので
次回にもう一回、このシリーズの
まんがはアップします。

























新型コロナ騒動のときは
そこまで私はひどい状態では
なかったのですが、
娘の育児ノイローゼから
娘が発達障害とわかるまでの間に
強迫性障害で苦しんでました。


いつ、病原体が自分や娘の身体に入るか?
怖くてしょうがなく、
何度も手洗い、シャワーばかりしてました。

その状態を見て、
夫は「気にしすぎ」とバカにしたり
「めったに病気にはならないし、
感染しても死にはしない!」
と言いました。
当時は新型コロナウイルスは
生まれてもいませんでした。
当時の私は、あらゆる感染症が
こわくてしょうがなかったです。
一番怖かったのは
ノロウイルス、食中毒。

近くで咳をした人がいたり、
道端に犬の排泄物が落ちているのを見ただけで、買い物したものや自分の服に
病原体が付着し、100%感染→発症する、
という恐怖感で、
家に帰ったら、シャワー、服の洗濯、鞄を除菌シートで吹き、下手すれば鞄や服、買ってきたものを捨てる、
をしてました。

買い物で一万円以上購入したものを、
帰りの道で、排泄物を見かけただけなのに、
家に帰って廃棄、
シャワーをあびて、また買いに行き、
そして別のルートで買えるとき、
たまたま農薬らしきものを散布してある人を
何メートルも離れたところで見かけたため、
家で農薬がついている気がして、
また買ったものを廃棄、

そういう繰り返し。


「買い物=無駄遣いと恐怖」になり、
それでも、自分は仕事をしてないから
自分が買いにいかなきゃ!
ましてや、女なんだから、
母親だから、
というので、また買い物に行き…
で、もう嫌でした。


テレビの情報番組を見ては、
「これを買わないと、いつか、
感染症や事故で娘が死んでしまうような
気がして買わないと!」と不安になり、
買いだめをします。
でも買い物途中で何かおこると、
廃棄→買いだめ→廃棄、
の繰り返しでした。

もう怖くて怖くてしょうがなかったのです。

自殺も一歩手前まで行きました。
その後、心療内科で、
娘と自分がASDでIQ高めと診断されたことで、
自分が「フツーの母親になる必要はないこと」がわかり、しだいに強迫性障害は
収まっていきました。

ただ、今でも、実は買い物はストレスですし、
テレビの情報番組は見ません。
疲れたり寝不足だと強迫性障害傾向に
なるときはあります。

ただ、新型コロナ流行で、
自分がまた強迫性障害がひどくなるかと
思ったら、ひどくはなりませんでした。


その一番の理由は

免疫細胞について詳しく知ったから

なのです。



強迫性障害がひどいときは、
1つでも病原体や事故のもとになるものを
身体の中に入れたら、
100%最悪の結果になる!
と思ってました。


しかし、免疫細胞を知ったら、

「たとえ病原体が入ったとしても
免疫細胞がやっつけてくれることも
ある!」
と気がついたんです。

要は、正しい努力の方向性がわかったので
安心できたのです。


今までの努力は
「1つでも病原体を身体に入れない」
という努力でした。

しかし、免疫細胞のことを知ったら
「免疫細胞がやっつけられるレベルくらいに
入る病原体の数を減らし、また、免疫細胞が
十分に働けるくらいにストレスをためないことと、睡眠をとること」
という努力にかわったことです。

つまり、
「フツーの女性らしい女性にならず、
漫画や勉強大好きな教育オタクの
ASDの親」
として自分が堂々と生きることで
結果的に感染症対策になる!

と自分に自信が持てたこと、
が大きいのです。


だからこそ、今回は、自分の経験に
基づいて、この漫画シリーズを
描いたのです。


次回は、おまけまんがもあるので
 たアップします。。