10「ごじたくーる」理科1 算数、数学との違い | 「育児書にない!」~ASD母子の育児&お勉強&歴史の授業~

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ASD(自閉症スペクトラム)当事者で、娘もASDである、元社会科塾講師のセザール=れくす、が描く、「ASDのお子さん向けの受験勉強についてのブログです。
育児についての話や不登校の娘への対応の話、自分自身の生き方についても語ります。

ご自宅で保護者の方が教科書片手に
お子さんに勉強を教えるためのお話
ノート版の
ごじたくーる」やっと再開できました!
おまたせして失礼いたしました。えーん

今回から理科です。

理科に関しては、
数学の仲間だと思われがち。

たしかに、
トップレベルや専門分野になると
互換性も多いですし、
数学苦手な人は
生物の遺伝の計算問題や
物理分野が苦手な人も
多く、人は苦手なものは
同じカテゴリーに入れがち。
なので、逆に単語暗記が苦手だと
「社会」と仲間だと思う人も。


私は、
義務教育期間中の
小・中学生に「教える」という視点
考えるとき、

理科は理科以外の何者でもなく

あえてカテゴライズする場合は
数学よりも社会に似ている

と思っています。


たしかに小学校低学年では
「生活」という社会と理科が混じった科目
になっていますしね。


あくまで、私独自の分け方なので
各々の方々が自分が
教えやすい分け方で
お子さんに教えて頂ければ
と思います。











「つみかさねの科目」・・数学(算数)、国語、英語
「点在の科目」・・理科、社会


という分け方は、
私独自の分け方名称です。ニコニコ



ただ、よく「つみかさねの科目」というのは
名称でない形でよく使いますが…。


よく、数学、英語、国語よりは
軽視されがちな、
理科と社会。


人はなぜ軽視するのだろう?

…と突き詰めていったときがありました。

そして、自分なりにたどりついた答えは

「その世界観の楽しみを理解できないから」

だと思います。
そして、なぜ、
楽しみを理解できないからかというと、
実は、その内容のうわべだけを見てるだけで、本当の奥底に眠る内容まで
見ていない、からだと。

つみかさねの科目は、
一度でもつまづくとできなくなるから、
「難しい科目」と思われがち。

点在する科目は、
「ここはできないけど、あちらはわかる!」
ということもあるため、
「できない方」に目を向ける人には「難しい」
「できる方」に目を向ける人には「かんたん」
と思われる科目。
ただ、「できる」=「ある程度の点数がとれる」
という視点でいるのなら、それは、おそらく
理解してないとは思いますが…。


以上のことから
理科と社会は
非常に、人によって評価がわかれます。

そして、私は
「解く」上では「つみかさねの科目」
のほうが難しいと感じることが多いですが
「教える」上では「点在する科目」のほうが
難しい、大変だと感じます。

その理由は、私の場合、
中学レベルだと
「物理分野」や「化学分野」は解けるし
聞かれてもだいたい説明できるんですが
「地学分野」は一番好きなのに、難しいと
感じるのです、とくに宇宙や星の動き。
「生物」は基本的に苦手です。

なので、教えるとき、
「私、わからないまま、解き方だけ
教えてるな」というときがあり、
それが自分のプライドが許せなくて
よく一人で落ち込んでました。


でも、今は、色々と学んで
中学レベルぐらいまでなら
なんとか教えれます。


この能力凸凹を助けてくれたのは
「理科」というのは
「こういう視点で見るものだ!」
と突然わかったからです。

それについて、次回お話しします。