コロナ融資とTV取材 | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        

中小企業経営者の皆様

日々頑張っておられる事でしょう

冒頭のこれだけは

強く言いたい

コロナという魔物と闘い

「我々は強くなった」のです。

 

そう思える事が

私は去年の暮れから沢山ありました。

 

ここでは書けない

赤壁くらい高く聳え立つ壁が

ど〜〜〜〜〜〜〜〜んと

私の前に立ち塞がりました

 

今までの考えを

ポイッと捨てた先には

まだ見ぬ世界が沢山あることに

気づけました

 

中小企業経営者の

一番の悩みは

「資金繰り」でしょう

夜も眠れぬ日々を

皆様も過ごされたでしょう

 

今現在も過ごされている方も多々

いらっしゃるでしょう

 

こういう時経営者は孤独になり

誰にも相談できぬまま

 

独りで抱え込んで

「こんなはずでは・・・」

と何度も

己の無能さを呪われた事でしょう

 

だけど独りで抱えこまないほうがいい

 

私の場合は

メインバンクの担当者さんと

保証協会さんの担当者の方々が

本当に親身になってくれて

気持ちが楽になりました

あれは2年前かな?

 

コロナで売り上げが下がるのは

当たり前だと考えていた小売業

途方に暮れながら

「来るはずのないお客さん」を

待つのが

仕事だと麻痺していたあの頃

 

弊社は初めてのどん底を味わうのです

それは

靴ショップオープンから

わずか2ヶ月で

そのブランドが、とんでもない

方向にいってしまい

我々はそのブランドと訣別しました。

 

初期投資費

在庫

コロナ第二波?

そして緊急事態宣言と

全ての計算が崩れました

 

毎月決まった額が出てゆくが

入ってくる金額が少ない

「お金が真夏のアイスくらい溶ける」

企業にとって死活問題です。

当の事ながら

資金繰りが心配になるので

当時コロナ融資というものが

世に出てきて

中小企業の殆どが

この融資を受けられた事でしょう

 

大まかに銀行には

プロパー融資と保証協会さんの

融資の2つがあります

 

弊社はその2つを

利用させていただいているのですが

 

後者の保証協会の担当者の方が

弊社に面談に来てくれた日

私は耳を疑いました

「我々は数字だけを見るのではない

その方の内面と人を見ます

何故なら僕たちも同じ人間なので」

 

貸借対照表というものが

企業にはあるのですが

 

決算書と

月の企業の力を

数字上見て判断するところが

殆どだと思っていたので

私はこの方の言葉に胸を強く打たれました

 

それだけではなく

決算書で

弊社現状の分析と

関西圏のアパレルの企業のデータに基づいた

評価値を作ってきてくれました

 

「チェントさんのデータの

評価はとても高く

社長にお会いして

ああ、そういう事だなと感じました

お会いできて良かったです

共にこのコロナ禍頑張りましょうよ

全力でサポートしますよ」

 

金融機関は借りたお金が

きちんと戻ってくるのか?

その能力はあるのか?

それを判断するのは当たり前ですが

それのみでは無い

この方々は

そこのもう一歩先を見てくれていたので

あの頃から

士気を取り戻した弊社があります。

 

そんな中

協会さんからオファーがありました

 

「読売テレビさんから

ゼロコロナ融資を受けたが

返済できずに倒産している企業が増えています

そしてこの円安

景気の悪化、その中でも

頑張って売り上げを上げて

マイナスからプラスに転じた

前を見ている企業さんはいないか?と

オファーがあり

真っ先にチェントさんが思い浮かびました

視聴者の方々 番組編集の仕方で

ネガティブに捉われる方々も

多いかも知れません

お客さんも沢山観られるので

誤解を生むかも知れませんが

もしかしたらこれを観た中小企業の経営者の方々の

活力になるかも知れません

我々はそこに期待しています

国が補助している無償の制度にも

気づいてくれるかも知れません

それを受けることで救われる企業さんが

いらっしゃるかも知れません

社長さえ良ければ

この話受けてくれませんか?」

 

私は考える暇もなく

快諾しました。

 

「経営者は数字が全て

だけどそれ以上に大切なナニカが絶対的に必要」と

考えているからです。

 

大好きな現場を任せ

外に出ることが多くなった私は

明らかに

プレイヤー経営者の

弱さに気づきました

 

任せられなかった自分

それなら個人事業主で

良かったではないか?と

だけど

今は企業として

皆で一つの方向に向かっている

その為には何をする

狂い出した歯車にどういう

潤滑油をさしこむか?

企業とは

覚悟を決めた経営者と

弱点を補い合える人員がいるからこそ

企業は成長してゆくものなのだなと

ようやく実感しました。

今回の取材を受けて

実感したこと

ゼロコロナ融資がネガティブな

文言になっていますが

弊社の場合ですが

この融資があって本当に良かった

心の余裕と

考える余裕

戦略を練る時間が生まれ

企業の弱点を思いっきり

見つめ直す事ができました

 

借りる必要の無いお金まで

借りてしまって

「あるから使ってしまった」という

スパイラルに陥ってしまった経営者

 

もしかしたら

コロナ以前から業績が悪く

その場しのぎの借り入れになってしまった企業さん

 

借りたものは必ず返さなければならないのに

「借りれるときに借りておこう」と

イケイケどんどんでいってしまった方

 

あってはならないが

会社のお金=自身のお金

と勘違いしてしまっている

経営者の方

 

掘り下げると

沢山の要因があるかも知れません

 

しかし

コロナ禍で途方に暮れた経営者の方が

沢山いらっしゃるのも

現実です。

ネガティブニュースが出ると

人はそれに引っ張られてしまいますが

弊社のように救われた企業さんも

多々いらっしゃるでしょう

コロナ禍に気付きが生まれ

コロナ前よりも業績が伸びている

企業さんも多いと聞きます

 

 

 

 

番組制作の記者の方々も

弊社の「見え方」にかなり気を使って

くれていました。

 

放送終了後

 




たくさんのラインやSNSのDM

 

直接会いに来てくれた

お客さんや

異業種の友人

「なんか元気出たわ」と言ってくれる

同じビルの会社の社長

 

そして

「あんたー

友達に息子さんがテレビ出てるって

教えてもらって

慌てて観たら

顔疲れてたやないの?

浮腫んでたんか?」と


違う角度から心配してくる・・・・母 笑

 

 

最後に一言

世の中小企業経営者の

同志の皆様

 

抱え込まずに

保証協会の担当者さんに

一度相談してみて下さい

地域密着ならではの

「数字よりも大切な事」を

共有してくれる事でしょう。

世の中にコンサルティングと

いう商いがありますが

高額なギャランティに

企業の血液のキャッシュを

払う前に

国が補填している事で

無償になっている

制度を使わせてもらい

誰かに話すことから

初めてください

それは決して後ろ向きなことではありません

むしろ前を向いてゆく

第一歩になると思います。

 

この場を借りて

大阪信用保証協会の方々

YTVの記者さんカメラマンさんアシスタントさん

そして

いつも応援してくださっている皆様

 

ありがとうございました。

 

弊社はワクワクする

次のステップへ進んでいます

近いうちに報告します。