ピッティの変化と進化と退化 | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        

こんにちは

有言実行加藤です 笑

さて イタリア出張ブログ

いきましょか!


「フィレンツェってどんな街?」と聞かれると

最もわかりやすい答えが

「美しいミニチュアのような街」でしょう。



街は美しく

人も気さくで

中心に全てが集まっていて

ほぼ徒歩で完結できて

ご飯も美味しく

更にミラノと比べると

治安も格段と良いです。

 

そんなミニチュアな街が

ファッションウィークになると

世界各国からバイヤーが集まり

お祭り野郎も集まり

一気に華やかになります

 

私も、この時期の

フィレンツェしか知らないですが

今は観光客ラッシュで

常に人が多い状態らしいです。

 

去年のピッティに比べると

人はかなり増えていて

活気が少し蘇っていました。

 

去年も言いましたが

知名度のあるイタリアブランドは

軒並みピッティ出展をやめて

ミラノの自社のショウルームなどに

移行していっています

それだけ

ピッティにも変化が生じ

普遍的なクラシコが

少しづつ淘汰されていっているのが

空気感でわかります。

 

私が20代の頃

空前のクラシコブームでして

 

あれから10年後くらいかな

一度今のような状態になっていました

 

そこから

ドレスクロージングと

言われているブランドも

変化し

PTトリノやラルディーニから始まり

タリアトーレのような

色気というスパイスをふりかけたブランドが

出てきた記憶が鮮明に残っています。

 

私はゴリゴリの

クラシコ好きでは無いので

今の

ピッティが逆に面白く

「チャンスをうかがっている」

若手デザイナーやブランドが

水を得た魚のような状態で

新たに出展していました。

 

これから

数年は

どんどん面白くなってくるでしょう

そして

またクラシコが

進化して戻ってくるはずです。

 勘が当たっていればですが・・・


ミックスさせたスタイルの提案こそ

我々の強みだと思っています

 

クラシコはクラシコで統一

モードはモード

アメカジはアメカジ

そんなルールなど無視したスタイリングこそ

ファッション業界で生きている意味だと

思っています。

 

当時はタイドアップしているのに

スニーカーで外すなんざ

傾奇者しか居なかったわけですが

 

今はチラホラ見るようになりました

スタイリングってやつは

不自然に見えちゃいけません

 

スーツの基本を知ると

「ああ、ここはちょっとだけ遊ぼう」と

自然に思えてきます

ファッション好きなんて

「人と違うこと」をしたい

ヤロウたちの集まりなんですから

 

人と違うことをしたけりゃ

まずは基礎を知ろうと言うのが

私の考えです。

 

今回ヴォーグの

女性カメラマンが話しかけてきて

言ってくれたのが

「貴方のミックスが毎回楽しみなのよ」

いやいや

プレッシャー・・・・笑

 









ここで張り切って

「よっしゃ次回も!!」と思ってしまうと

コスプレになってしまうのです

難しいっすよね

 

スタイリングは程よき抜け感と

色を拾う

 

本当にクラシックなスーツを着るときは

ビシッといくのみ

変な小細工はいりません。

 

これさえ

頭に叩き込んでいれば

貴方は

今日から

スタイルの魔術師でしょう

皆様それぞれの

ファッションライフを楽しんでください!

 

友人に教えてもらい

ファッションユーチューバーの方が

私のスタイルを解説してくれています

海外の知り合いがいっぱい出ていて

観ていて面白かったです

今回の春夏


前回の秋冬



皆様も是非ご覧ください。

では

世界レベルより

愛をこめて 笑