みちのく | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        

突然ですが

我々小売業は待ちの商いです

お客さんが

来てくれるのを待つ

ネットショップでも

買ってくれるのを待つ

そう、基本(待つ)

しかし、現場人の皆様なら

絶対に経験あるでしょう

お客さんが来ない日が続き

「途方にくれる」あの感じ・・・

 

これが

百貨店やファッションモールなら

黙ってても

来店がありますが

路面店はそうはいかねえんだな

チキショー笑

 

そうなると

負のスパイラルに陥る

そうです

その襲ってくる魔物の名は

「他責」

 



場所のせい 商品のせい 人のせい

会社のせい

 

なんでも

「己」のせいではなく

何かのせいにして

少し気持ちを楽にして

 

その魔物が

己のレベルを落としてゆきます

 

じゃあどうすれば良いんだい?

そんなもん自分で考えろや!!

と突き放して

這い上がってくる人々が

頭角を表していたのですが

 

今の時代は

そうはいかねえ・・・・

 

昔はよく弊社のスタッフ達にも

叱咤激励したものです

「舗(ミセ)以外も

舗なのだよ」と

 

自分の足で開拓するのです

 

我々は開拓者なのです・・・・・

 

一人バーに行き

隣に座っている紳士に

話しかけたのがきっかけで

物語が始まるかもしれない

「お仕事何してるんですか?」

 

「実は、服屋でして」

 

「ええ、じゃあ

近々行きます」

 

そんなやりとりが社交辞令で

済まされない為には

自身の

コミュニケーション能力が

試される時

 

それを磨くだけでも

現場の動きは

違ってきます。

 

待ちに慣れると

魔物が襲ってきます

それを回避するには

 

他責バスターになるしかないのです。

 

 

前置きが長くなりましたが

弊社、ハンガリーブダペスト

ラズロの卸が本格的に始まりました

 

サンプルを送ってオーダーを待てば

オーダーをつけて下さる

関係性の方にも

一言言いました

「僕、伺って直接

お話させてもらって良いですか?

その方が温度感もわかると思いますので」

 

「おお、それは嬉しいですね

是非!」そう答えて下さったのが


岩手 盛岡市に

舗を構える

 

名店

「菅原靴店」の社長菅原さん

 

己の足で地面を踏み

街を見

舗を見て

そしてヒトを見る

 

これは

どの商いでも

鉄則だと思うのです

 

そうする事によって

「モノ」に共感が生まれ

 

また現場で

その熱が流れ

伝承して行って下さる

スーツケースを引いて東京から新幹線に

乗り込みました



ヨーロッパ出張とは違う感覚

当たり前です

いつもは「買い手」

今日は「売り手」なのです

その感覚を楽しみながら

私は

人生初の

東北という未知の地に

足を踏み入れました

これぞみちのく一人旅

          次回へ続く