サンタさんの存在 | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        

サンタさんは居ると

信じていたあの頃

イブに寝るのがたまらなく楽しみで

冬独特の冷んやりした空気と

6畳の畳の部屋で

家族四人が布団を敷いて寝ていた頃を

歳を重ねるごとに

強く思い出す

 

「嗚呼、幸せだったな」

 

大人ってのは

幼少期の思い出をやたらと

美化してしまう生き物で

私も例外ではない

毎年この時期になると

街中から聞こえるクリスマスの

BGMを聞くたびに

あの頃を思い出し

少し切なくなる


 スパンとあの頃に記憶を飛ばす

目覚めると

ゲームウォッチが枕元に置かれていた

 心の底から喜ぶとは

ああいう事だろう

「サンタさんは

何故僕の欲しいものがわかるんだい?」

いつもそう思っていた

答えは簡単で

フィンランドからテレパシーで

子供達の欲しいものがわかる

神にも近い存在

「サンタさん」だからだ

 

まあ、こんな幻想的な話とは

裏腹に

両親が

「クリスマスサンタさんに何頼むん?」という

伏線を張っていたことに

気づいたのは

いつの頃からだろうか・・・・

 

そして少年たちは気づく

「サンタさんは親だったんだ」

あの頃から

子供独特の擦れた感情が芽生え

そして大人へと成長してゆく

 

そうだな

「サンタさんは居ないんだ」と認めた瞬間から

子供は

一皮むけていっているのだろう

 

そんな私も

親になった

生後7ヶ月の息子が

初めて過ごすクリスマス・・・・



まだまだ

喋りもしない彼だが

 

1年後のクリスマスには

「サンタさん」という

白い髭のおじいさんを知るのだろうか

とても興味深い

 

そして

知る

「親はこんな気持ちで

子にプレゼントを買っていたんだ」と

 

そういう気持ちに気づかせてくれたのは

 もしかして

サンタさんのおかげじゃねえのか?

サンタクロースは

実在するのじゃねえか?

と思ったクリスマイブの出来事

そして、親は君が嬉しく笑う度に

命を賭けようと思い直す日が



クリスマスなのかもしれない

 

皆様良きクリスマスを!!

 

メリークリスマス。


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