日本という国 | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        
付き合いの長い
フランス人のデザイナーが
言う
「いさお、日本人はすぐに
ディストリュビューターを付けたがる
鵜呑みにして
次のシーズン話そうと
アポを要求しても無視したり
僕のブースの前を気まずそうに
素通りしたりする
何故なんだ?」

「うん、よく聞くよ
そういう話し」と伝える

「もっとひどいのは
日本の大手のショップが
別の有名ショップのバイヤーを
連れてきて紹介するから
コミッションをくれと言うんだ」

いやーー
ブローカーやん 笑

そんなんしてるから
日本人は
いずれ
欧州で相手にされなくなる

ファーストシーズンだけ
契約を結んで
次のシーズン契約を打ち切り
そのブランドの価値を下げている
現状を
私は多々見てきた

我々のような小売店も然り

そのシーズン飛ばしてもええやん
「ごめん今回オーダーできないけど
次はできるようにするよ」

「日本では君の商品売りにくいから
ごめんよ」

何故その一言が言えぬ?
なぜ
金の切れ目は縁の切れ目のような
付き合いしか
しようとしないのか?

私は昔から疑問だった

こういう情けない体制を変えねば

日本の殿様商売のような
アパレルビジネスは
いずれ崩壊するのだろうな

いや、その陰りが見えてきている
と私は今回の旅で思った。

弊社は

Gentlemen's agreement(紳士協定)
を重んじる会社で一生居続けたいと
強く思う。

そんな
ヨーロッパ全日程終了の
飛行機待ちでこの文を綴る


エセ紳士より
日本の紳士淑女に愛をこめて。