Pitti Uomo | Centotrenta 代表 加藤いさおのBLOG                        
去年あたりから
ピッティでお宝を探すのが
難しくなってきたと綴ってきましたが
今回はまさに
その感じでした
 
ブランドのプレゼンテーションや
VMD
トレンドの傾向を見るには
やはりピッティは他のファッションメッセと
比べても群を抜いて
勉強になりますが
我々みたいな小さな会社には
ソレダケに
なってきてしまっているのですよね
うーん
丁度
私がピッティは見るだけで
仕入れの割合を
ドイツやパリに
シフトチェンジしていた時期と
今の状態が似てきている
写真は10年程前の
ピッティ
この頃は
お祭り野郎も本当に居なかった・・・

頭打ちなのですよね
おそらく

ここ数年で
本来の、ピッティよりも
お祭りムードが
先行し

様々な フォトグラファーや
お祭り野郎達が増え
より
バイヤーでは無い方達が
ピッティに足を運ぶようになりました
聞いた話なのですが
日本からも
ホストの方達も来たりしているみたい

「ピッティで仕入れる」から
「ピッティを楽しむ」に
変わってきたんでしょうね

それも凄く良い事ですし
ピッティが盛り上がると
フィレンツェ の街はその時期だけ
「違うフィレンツェ 」になりますので
街の活性化にも
このメッセは一役買っていると
思うのです
.
.
.
だが
冷静に考えて
本業のバイヤーの我々は?
特に我々個店ベースの小売業は
ちと、トーンダウンしてきていると
思うのです
友人のフォトグラファー達も
「もうピッティには来ないかも」と
言っている方々も居ました
.
.
.
そうなると
フォトグラファー達に撮られたい
沢山のピッティピープル達も
居なくなってゆくのは
必然で
また、昔に戻り
バイヤーやメーカーさん達が
メインで来場する
メッセに戻ってゆくでしょう
ゴリッゴリのイタリアスタイルから
ちと
力を抜いたスタイルが
今後のトレンドになってゆくのは
我々バイヤーは
空気で感じていると思います

さて

私も
そろそろ
昔のように
各国をまわらなければと
思わされた
出張でした

イタリア ベルリン パリ あの頃は
当然のように
お宝探しで
まわっていましたが

ここ数年
イタリアのみになってしまっていたので
今一度
己にムチを打って
飛び回るべき時期が
戻って来たという事なのだなと
痛感しています。
頑張りましょう!
私も、ピッティは
華やかな方が楽しいですけどね
お祭り野郎は
純粋に服好きで
良い奴多いし
でも
愛すべきお祭り野郎達もそろそろ
飽きてきたのでしょうね
今回はほんまに少なかった。

来年一月のピッティは
どうなっているのでしょうか?