カバークロップと畑を耕さない不耕起栽培によって、土中の有機物、炭素量を増やして温暖化対策になり、土の団粒構造を復活させることで、保水性が高まり、根の張りや水質も改善されるリジェネラティブアグリカルチャー、環境再生型農業が米国では進んでいます。

 

 

連邦政府や州も環境再生型農業を補助金で後押しし、カーギル、ADMや複数の大手農協が農家にプログラムを提供しています。

農家が不耕起栽培とカバークロップを取り入れることでお金が農家に支払われます。


カーギル社は、環境再生型農業を2030年までに400万ヘクタールに拡大する計画で、ADM社も2025年までに160万ヘクタールの計画があります。

2社の計画だけで日本の耕地面積429万ヘクタールを超える規模です。

 

これを支えるのはスコープ3と呼ばれる自社のサプライチェインから出る温暖化ガスの排出削減に取り組む食品会社やスーパー。 

EU議会、EU委員会が作る厳しい規制で動いているEUとは進め方が違います。

 

中西部農家は地球温暖化を信じない人も多いかもしれませんが、土と水という農家にとって身近な課題から入れば、受け入れられるという事でしょう。

 

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